「そっか、魅上検事居ないんだ…それで月くんが電話番?」
「え、ええ。事務官も出払っているので…僕は丁度用事があったから…松田さんのその件も僕が処理しておきます」
「悪いね。宜しく頼むよ」
「いえ…っふ」


「どうかしたの月くん?」
「な、何でもないです。えっとちょっと…虫が飛んでいて…」
「…言ってあげれば良いじゃないですか…」
「…っ!?」

松田と電話しながらの月を照は後ろから抱いて、肌蹴させた胸に手を這わしていた。
月は留守だと言っていた照は実は居て、神聖な仕事場で卑猥な秘め事をして。
指の腹で擦り、時には摘んで…そうしていると胸の突起は自己主張をして赤く色付いてきた。
割れた腹筋をなぞっていた照の手はそろそろと下りていき、ベルトを外すと下着の中から屹立したモノを取り出した。

「会話を伸ばして…電話を切らないように…」

受話器を宛てているのとは逆の耳に照はそっと囁いて。
低く澄んだ下半身に響く綺麗な声が月の情欲を煽り、照の顎が乗る肩がピクリと揺れた。
仕事の用事で掛けて来た松田に対して月は照に言われるが侭に話を引き伸ばした。
先端を蜜で濡らし、スリットを擦られていくと卑猥な水音が微かに聞こえて。受話器の向こうには聞こえない音量だが、その場に居る照と月の耳にははっきりと聞こえていた。
真面目な話をしながら胸を弄られ下肢を扱かれているなどとは電話をしている松田には想像も出来ない事。

そもそも照は居ないという事になっているのだから。
そんな場所に月が居て、電話の応対をしているというのも不自然な事だったがそれを上手く誤魔化して。月の言う事に間違いが無いと思っている松田は簡単に信用していた。
刑事がそんなので良いのか、少しは疑問を感じても可笑しくない筈。だが、やはり「月の言った事」となれば信用せざるを得ない。
それに何より月に仄かな想いを寄せる松田は月を全面的に信用していた。
思いがけぬところで声が聞けた事に喜び深く考えてなかった…というのも起因ではある。

検事室を訪ねた月とキスしていたところに電話が鳴り、照は何気にそれを月に取らせた。
ただの仕事の電話なら直ぐ切る筈だった。
ところが相手はよく見知っている松田で。切るに切れなくなった月は誤魔化していたが、照はそれを利用した。
最近刺激の薄い日々だったのでこれを好機にして。
電話で会話をしながらシャツを肌蹴させても月は抵抗をしなかった。受話器から伸びるコードを指に絡ませ照れる仕草を見せるだけで。


月も刺激を求めているのだと悟った照はもっと善くしてやろうと更に手を下へと伸ばした。
スラックスを下着ごと下げて形の良い双丘を露わにするとラインをなぞり蕾を擽った。
するとそこは既にヒク付いて照を求めていて。
艶のある微笑みを零すと、色素の薄く細い髪を鼻先で掻き分けて耳朶を軽く食んだ。
性感帯でもある耳をペロリと舐められれば吐息が漏れてしまいそうになる。それを必死に堪えるが次に照がした事で小さな声が出てしまう。

自らの蜜で入口を塗らされ、照の指がゆっくりと挿れられた。
慣らす様な動きなのにそれは焦らしているようにも感じて何だかもどかしくなってくる。
腰をくねらせて無言で照に伝えるが指の動きは変わらなくて。
もっとして欲しい。奥を掻き混ぜて滅茶苦茶にして欲しいのに。
望む事は何でも叶えてくれる筈なのに何故…
これは焦らしているのでは無く、奥に指を挿れれば流石の月も声が出てしまい立場が危うくなってしまう事を危惧しているのだろうか。
それでも求める心は止められない。

「欲しいのですか?声を…我慢出来ますか?」
「ぼ、僕なら出来る…このくらい出来ないと松田さん以下だよ。ははっ」
「酷いなぁ月くんは。でもそうだね、月くんならきっと出来るよ」

松田との会話に照への応えを乗せて期待を秘めた。
ところがそれに反して照の指は抜かれてしまう。
照が月の言葉の真意を悟れない筈は無い…それなのに。
やはりただ焦らされているだけなのか。ここまで意地悪をしなくても…
そう思い、照へと振り返ろうとした瞬間、下肢に甘い痛みが走り欲しかった以上の質量が月を刺し貫いた。

「…っん、くぅ…」
「月くん!?さっきからどうしたの?まさか…具合が悪いんじゃないの?」
「具合は最高ですよ、ねぇ?」
「だい、丈夫…良い、です。具合は善いんです。最高に…気持ち、良い…」

「そうかい?でも大事を取った方が良いよ」
「そう…ですね。すみません…もう、切りま…す」

松田の返事を待たずに月は受話器を置いてしまった。
すると途中までしか挿入ってなかった質量が一気に根元まで挿れられた。
息を吐きながら苦痛にも似た声が咆がり背は弓なりに反ってから力無くデスクに倒れて。
蜜を纏って滑る陰茎は快楽のツボを押し上げながらピストンを繰り返して月を高見へと誘っていった。


「勝手に切ってはいけませんよ?」
「だっ…て、もっとして欲しかった…ん、もの」
「『僕なら出来る』んじゃなかったんですか?」
「やぁ…照をもっと…もっと強く感じたかった、の…照だけを感じたかった…」

「嬉しい事を仰る…では望みのままに奥を滅茶苦茶に犯してあげます」
「してぇ…僕を照で一杯にぃ…っ!!」

その後、言葉通りに月へと欲望を差し挿れ激しく突き、意識を飛ばす勢いでピストンを続けた。
整然と綺麗なデスクに孤を描いた白濁が放たれると照も最奥に熱を注ぎ入れた。
ゆっくりと陰茎を引き出せばどろりとした粘液が零れて白い太腿を伝い落ちていった……

 
…………
大して鬼畜じゃない。強気止まり。所詮は香澄ってことで。
…ってか、眠いです…il||li_○/ ̄|_il||li
照月で鬼畜って平気なのかどうか分からないので… それに照が下品になるのは避けたい。こういうところは書き手の技量次第なんだろうけど。