「私、そんなに楽しそうに見えますか。」

「え、うん。」

「そっか・・・。私、楽しそうにしているように見えるんだ。」

また、優しく微笑んだ。

でも、その笑みはどこか寂しそうで、今にも壊れてしまいそうだった。

「楽しくないのか?」

「いや。楽しいよ。いっぱいいっぱい楽しいよ!!」

「そうか。」

今度は、溶けそうなくらいな笑顔を見せた。

「おはよー。」

「おはようですー。」

リビングのドアを眠そうな目をして開けたのは、都夜奈と里美だった。

もう、着替えは住んでいるようで、都夜奈はピンクのふわふわしたチュニックに細身のジーパン。

里美は、白いタートルネックにワンピースを着ていた。

「おはようございます。都夜奈ちゃん。里美ちゃん。」

「おはよう。」

悟と爽美はお互いにまだ、言いたいことを残したまま、都夜奈たちと挨拶も交わした。

爽美はすぐに立ち上がって、麦茶の準備をした。

「早いんだね、爽美も悟君も。」

「はい。目が覚めちゃって・・・。都夜奈ちゃんたちを起こすのは悪いかなと、思って。」

「うん。ありがと。」

都夜奈と里美は爽美から麦茶を受け取ると、テーブルのほうの椅子に座った。

「そういえば、おばさん達帰ってきたのか?」

悟は思い出したように聞いた。

「うん。靴があるから帰っては来てると思うよ。でも、昨日はお父さんもお母さんも遅かったみたいだから、寝かせてあげて。」

都夜奈は、少し心配そうな顔をして言った。

(まあ、お昼前には起きてくるだろう。)

悟も都夜奈とは同意見で、特に愛希や光夜を起そうとはしなかった。


*あとがき*

どうも、葉菜です。

気付けば、二十話を超えていた!!

驚きました。

ここまで、これたのは皆さんの温かい支えがあったからです。

ありがとうございます。

二十話超えたけど、物語的には全く進んでいない・・・。

ペース遅くてごめんなさい・・・。

これからも、マイペースに更新していくので、ヨロシクお願いします。

それでは、バッハハーイハナ

募集!!

「こんな名前出してほしいな。」

「こんなキャラクターいたらいいのに。」

などなどのご意見がありましたら、コメントにのせてください。