最近暑い日が続いてめがねがぐったりです(笑)
さて、いきなり重い話ですが、私のおばあちゃんはもう先が長くありません。
数年前に見つかったガンが進行していて、今は痛みを抑えているだけで、
高齢ということもあって手術もしていませんし、
入院もほとんどせずに今は家で過ごしています。
薬のせいなのか、頭がぼんやりするらしく、たまによく分からないことを
言いますが、それ以外はそこそこ普通の生活をしています。
そんなおばあちゃんに、私はめがねとのことを言おうがずっと迷っていました。
おばあちゃんとめがねは面識は何度かあります。
私もよくめがねの話をするので、そんなに話したこともないのに
「◯◯ちゃん(めがねの本名)」と呼びます(なんだか嬉しいんだけどね)
もしこのまま言わずに、おばあちゃんが亡くなってしまったら…
後悔するような、でもやっぱり、打ち明けて、受け入れられなくて、
逆にショックを与えてしまったら…いろいろと考えてしまって言えずにいました。
それは、私の他にいるもう一人の孫(同い年で女)が結婚してから、ずーっと悩んでいたことでした。
おばあちゃんには、自分が家を出るのはやりたいことがあるからで、仕事に生きて
結婚はするつもりないんだって伝えてあるし、おばあちゃんも
「今は結婚だけが幸せじゃないから」って理解を示してくれた。
でも時々、私にも、ずっと一緒に添い遂げたいって思ってる人がちゃんといて、
幸せなんだよって伝えたくなることがありました。
「結局、言いたいのは私の自己満足だからさぁ…」とめがねに言うと、
「孫が幸せだってことを伝えることの、一体どこが自己満なの?」って言ってくれて…
言おうかなぁ…とぼんやりと決心したのですが。
いざ実家に帰るとやっぱり勇気が出ない…と思っていたところに、
たまたま、フォトウエディングの時の写真をケータイの待ち受けにしているところを見られw
顔までは見えなかったらしく、「それ色打ち掛け?誰かが着たのを写したの?」って聞かれて
「いや……着てるのは私なの」って答えて…
そこまで言ったのにその先をはっきり言うのが怖くなって
2、3とりとめのない会話してから、「私にも結婚して欲しかった?」って聞いたら
「結婚が全てじゃないけど、してみて欲しいとは思ったことあるよ」。
「誰でもいいと思ってる?」
「誰でもってわけじゃないけど。やっぱりこの人って選んだ人じゃないと続かないよ」
「そうだよね……」
「今はいろんな人がいるから。男性とじゃなくて女性とって人もいるし」
「???!?!??!?」
ばあちゃんのこの言葉にめちゃくちゃ驚いてしまって、目を丸くするってこのことだなって(笑)
「◯◯ちゃんがその相手なんじゃないかって思ってたよ」
「???!?!?!??!!!!」
なんとおばあちゃんは察していた……
もうこれはカミングアウトっていうか
「あっ、はいそうなんです。」って肯定しただけっていうかw
いやー本当に、性的少数に関しての知識皆無かと思ってたぐらいだから驚きすぎて……
でもとっても嬉しい言葉をたくさんくれた。
「自分たちで決めたんなら仲良くなりなさい」
「頼り甲斐がありそうな人だね」
もうね…嬉しすぎてね……
「そんなにかっこいい人ではないんだけど」ってつい貶めてしまったら(反省してる)
「そんなことないよ、かっこいいよ」って言ってくれた。
フォトウエディングの写真も見せたら「嬉しそうだね」って言われて(笑)
「うん、とっても嬉しかった!!」って答えて…家族には誰にも見せてないからそれも併せて嬉しい。
おばあちゃんは「パパも分かってるんじゃないかな」って言ってたけど…
お父さんに言う踏ん切りはまだつかなくて。でもおばあちゃんがこうやって暖かく認めてくれたから、
本当に支えになったし、お父さんにもいつか言いたい気持ちが強くなった。
「話してくれてありがとう」っておばあちゃんは言ってくれたけど、
ありがとうを返さなきゃいけないのは私の方で、
残された時間で、できるだけ感謝の気持ちをもって接したいと思いました。
それにしても…
おばあちゃんの視野の広さ、素直に感激しました。。。