父の病気が分かったのは一年前の今日でした。
やはり色々思い出してしまいます。

その日は午前中に近くの大きな病院に診察に行くと聞いていたので、連絡が来るのをまだかまだかと待っていました。
お昼が過ぎても連絡が来ず、14時前に父からラインが来ました。

「膵臓がんステージ4やったわ
あっちこち転移して腹水も溜まってるらしい。」


全身の血の気がひくのが分かりました。
我慢出来ずに大泣きしている私を2歳になったばかりの息子は優しく頭を撫でてくれていました。

暫くして母から電話がありました。

「えらい事になってもたなーどうしよう」

と母も泣いていました。

父の前では我慢していたらしいのですが、父がお薬をもらいに行ったので車で一人になったら涙が止まらなくなったと

私は父の様子が気になったので尋ねると、
「泣くでも怒るでもなく診察終わってお腹すいたーて普通にカツ丼食べてたよ」と。

父らしいと言うか…

当たり前だった日々が当たり前ではなくなった日
寂しさと悔しさもあったけど、きっと大丈夫、何とかなるに違いないと自分に言い聞かせていた日。


息子も3歳になりお喋りも上手になり出来る事も増えました。
父との絡み見たかったなと1人感慨深くなってしまいました。