父親の経済力と母親の狂気
とありました。
私も狂気の母親でした。
エミの受験は「出題内容の運」にかかっている、
まことに不安なものでして、
最後の追い込み!と言っても
結局のところ、親ができるのは合格祈願くらい。
神社での祈願以外に
秋の学校説明会、出願、受験当日と
志望校に行く時
エミは毎日この道を通って中学校に通う。
私も保護者としてここを歩く。
と念を置きながら
(ヘンゼルとグレーテルが道しるべの小石を置いていくイメージ)
歩いておりました。
ええ、まったく非科学的な行為です。
自分の気持ちを安定させる効果すらなく、
ただ自ら脳を騙すべく
思いこもうとしていたわけです。
「願い」より
昭和歌謡の「おんなの情念」のような
エミはここに通う~
エミはここに通う~
って唱えている感じでしたしね

あともうひとつ、非科学的な話。
エミの実力からして
この日の合格は難しいだろうな、
と思っていた日の受験番号をもらったとき
この日は、受かる。
と直感しました。
逆に合格率が高いはずの日の番号を見ても
ピンと来ず…
謎の母親の勘は当たったのでした。
何の根拠もない、思い込みです。
でも、そんな狂気で乗り越えた娘の受験でした。