「そらしんどい、そら苦しい。

けどな、その先に見えてくる何かがあるはずや。

そやって、人の気持ちがだんだん分るようになる。

優しい気持ちが持てるようになる。」


これは、今、現在、放送されているNHKの「ちりとてちん」という

朝ドラで、渡瀬恒彦さん演じる落語家

「徒然亭 草若(つれづれてい そうじゃく)」が

そんな言葉を

貫地谷しほりさんに言うシーンがあります。


貫地谷しほりさん演じる草若の弟子

落語家「徒然亭 若狭(つれづれてい わかさ)」が

自分の同級生に対する劣等感から、相手に

ひどい言葉を浴びせ、その自分の発言に絶望した彼女が、

自分の目指しているものまで、あきらめようとするシーンで、

上記のセリフは出てきます。



その放送がされている頃、

私も、「嫉妬」に苦しんでいて、

毎日、泣いてばかりいました。


見なくていいものを見ては、

過剰に気にして、泣いていました。


ドラマにおける一言でしたが、

その一言に助けられた気がして、

テレビの前で泣いていました。


「苦しんだ先には、

その先に見えてくる何かがあるんだ」

そう思えました。


苦しんだ先に、私にわかったことは、

人の気持ちが分かるようになる・・ということ、

優しい気持ちが持てるようになる。


この2つ。


人にやさしく

やさしい気持ち


ドラマや歌のタイトルのようだけれど、

これを大切にしていこうと

思います。


今は、わかります。


嫉妬をすることの本当の苦しさと

人に寛容になる優しい気持ちを

持つことが、人生においてとても大切だということ。


ひどいことを言う人は、

きっと、人の気持ちが分からないのね。きっと。


人の気持ちが分かることが、

人として、とても大切なことではなくて、

駆け引きが上手とか、お金もうけが上手とか、

異性に気に入られるのが上手とか。

それが、人として大切なことで、

人の価値を計ると言う人がいるでしょうけど。


精神論とか、きれいごとではなくて、

私は、人を傷つけない人になろうと

思います。


言葉は大切。

言葉は、凶器にも、励ましにも、

生きる気力にもなるものね。


大切に言葉を使わないと。


言霊・・・・・って言葉もあるし。


言わないと分らないことも

沢山あるし、人への感謝の気持ちは

言葉で言った方がいい。


だけど、言葉が上手く使えない時には、

黙ってみるのもいいのかも・・・と

最近思います。