世界で最も優雅な“新年のはじまり”
ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート
毎年1月1日、世界中が固唾をのんで見守る音楽行事があります。
それが ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ニューイヤーコンサート です。
会場は、ウィーン楽友協会の黄金のホール。
金色に輝く空間、花々に彩られたステージ、そして最初の一音が鳴った瞬間、世界は一斉に“ウィーン時間”に包まれます。
合唱で、この黄金のホールの舞台に立ったことがあります。
「黄金」の名の通り、眩い煌びやかなホールでした✨
シュトラウス一族が紡ぐ、祝祭の音楽
ニューイヤーコンサートの中心は、
ヨハン・シュトラウス1世・2世をはじめとするシュトラウス一族のワルツやポルカ。
軽やかで華やか、けれど決して軽薄ではない。
そこには、ウィーン独特の「ため」「揺れ」「歌心」があり、
人生の喜びも、哀愁も、すべてを包み込む懐の深さがあります。
聴いているうちに、
「今年は、少し優雅に生きてみよう」
そんな気持ちが、自然と芽生えてくるのです。
指揮者は“主役級”の存在
ニューイヤーコンサートでは、毎年指揮者が変わります。
誰が振るのか――それ自体が大きなニュース。
2026年は、
1975年カナダ・モントリオール出身の指揮者
ヤニック・ネゼ・セガン氏
https://www.nhk.jp/g/ts/DMWZNWL16M/
ウィーン・フィルと深い信頼関係を築いた名指揮者だけが立てる特別な舞台で、
指揮者の個性は、テンポや間、身振り、ユーモアにまで表れます。
音楽を「統率」するというより、
音楽と戯れ、観客と微笑みを共有する存在。
それも、このコンサートが特別である理由のひとつです。
最後は必ず、この2曲
プログラムの最後には、ほぼ例外なく演奏される名物曲があります。
- 《美しく青きドナウ》
- 《ラデツキー行進曲》
とくに《ラデツキー行進曲》では、
観客が手拍子で参加し、ホール全体が一体に。
「聴く音楽」から
「共に祝う音楽」へ――
この瞬間、ニューイヤーコンサートは完成します。
なぜ、こんなにも心に残るのか
ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートは、
単なるクラシック音楽の演奏会ではありません。
- 伝統と格式
- 遊び心と人間味
- そして、新しい一年への祝福
それらが音楽という形で、静かに、でも確かに心に届くからです。
忙しさや不安があっても、
この音楽を聴く時間だけは、
「人生は美しい」と思い出させてくれる。
それこそが、
ニューイヤーコンサートが世界中で愛され続ける理由なのかもしれません。
録画配信もあります。
https://www.nhk.jp/g/ts/DMWZNWL16M/#cast

