世界選手権が終わって2週間。

未だにすっきりしなくて録画した映像を見れていません。

そこで、いろいろ考えてみた。^^;

 

まず前提として、ジャッジがフェアじゃなかったとは私は思っていません。

 

けれど、ジャッジの判断が正しかったとも思えません。

 

そもそも、たった4分間の間に、ジャッジに求められる判断が今は多すぎるんだと思います。

 

私は素人ですが、GOEに項目があり、それを満たしていないと+がつけられないことは知っています。そして私の記憶があっていれば、今回のルール改正で重要な3項目が決められ、それを一つでも満たしていなければ+4、+5はつけられないとなったはずです。

しかし試合中、ジャッジにそれを判断する時間はあるでしょうか?

答えはNOだと思います。

選手はジャンプを終えた後、直ぐに次の項目に移ります。

当然、ジャッジも次の項目の判断に移らなければならないのです。

さっきのジャンプが+4、+5をつけていいのかどうかさえ、判断する余裕がジャッジにはないのではないでしょうか?

ならばどうすればいいのか?

私はここがテクニカルの出番だと思います。

テクニカルが今のジャンプはGOEで重要な3項目に該当するかしないかを判定し、GOEのマックスを決めればいいのではないかと思います。もちろん、何の項目に該当しないから+3までというのはちゃんと明記して。それはリプレイの時でも構いません。

そうすれば、ジャッジがその場の印象だけでつけたGOEも適切に修正されるんしゃないでしょうか。

ジャッジはジャンプの前に複雑なステップを踏んでいるとか、難しい入りをしているとか出をしているとか、正直、全く判断していません。判断する余裕なんてないのだと思います。出来ないことをやれと言っても無理なのだから、それなら今のやり方のままで補正をかけるのが現実的ではないかな。

本当はもっと細かくジャッジを分業制にすればいいのでしょうが、それには経費がかかります。現実的な実現可能な案として、テクリカルがGOEの上限も判定というのはなかなかいい案だと思います。

 

あと、演技構成点に関してはトランジションによってレベルわけがいいのではないかと提案したい。

現在、演技構成点の係数はショートが1倍。フリーが2倍です。それを繋ぎの複雑さによって、0.7倍、0.8倍、0.9倍、1.0倍(フリーは×2)に変更する。

トランジションとはつなぎの複雑さだと私は判断しています。羽生くんが右から左へただ滑っているように見えるものも実際にはロッカーとかなんとか全て名前がつくステップなのです。大きく分けるとそれは3つか4つくらいに分類されます。なのでその数を具体的にレベルとして設定する。その設定はさほど難しいとは思えないし、判定するのもプロならそんなに難しいことではないはずです。そしてその判定は別に試合中ではなく、リプレイでもいいわけです。ジャッジは今までどおりに採点し、それを繋ぎの複雑さによって補正する。

理にかなっていません?

そうすれば、スカスカプログラムと複雑なプログラムに差異をつけることができます。

同じジャンプでも助走が多いスカスカプログラムで飛ぶジャンプと複雑なつなぎのプログラムで飛ぶジャンプでは難易度が全然違います。でもそれが今は全く反映されないのが現実です。

だから、ネイサンのようなスカスカプログラムが生まれるのです。

誤解がないように言っておきたいのですが、私はネイサンのプログラムが悪いとかずるいとか思ってはいません。それもまた戦略です。

問題なのはそれを適切にジャッジ出来ない今のシステムの方です。

そしてこの問題を放置すれば、フィギュアというスポーツそのものが衰退すると思っています。

だって、得点に何も反映されないなら、複雑なつなぎをする選手は当然、減ります。だって、難しいことをやるだけ、損だから。そんなことしないで、助走してジャンプを綺麗に跳んで、高いGOEを貰えば勝つことが出来るんです。

ですがそれはフィギュアではありません。ただのジャンプ大会です。

そんな競技を高いお金を払って会場に見に行く人がいるでしょうか?

私はいないと思います。

ただでさえ、採点競技はすっきりしないことが多いです。それをすっきりさせるための努力をISUはしてきたと思います。でもそれをちゃんと実行できるジャッジがいないのが現実です。

そしておそらく、人間の処理能力では無理なのではないかと思います。

ならば、ジャッジは今のままで、それを適切に補正できるシステムを考える方が現実的だし、簡単です。

何より、この方法だと経費も増えません。

 

ジャッジを分業制にするのも人数を増やすのも言うのは簡単ですが、経費が増えます。

大きな国際大会はともかく、小さな大会ではその負担はあまりに大きく、開催そのものを危うくする場合もあるでしょう。

それなら経費を増やさず、ジャッジのシステムも変えないこういう変更が現実的で一番いいと思うんだよね。

こういう意見を投書とかする場が欲しい。

早く手を打たないと、来季からプログラムはみんなすかすかになっちゃう。

だって難しい入り方をするだけ損。

複雑なプログラムを滑るだけ損。

そのことに今回、みんな気づいた。

トランジションなんて結局、どこにも評価・反映されないんだからいらないよね?って。

でもそんなことになったら、フィギュアは終わっちゃうよね。