パリに引っ越してきた時、私は30代後半で
日本にももちろん同年代でも生き生きと
している方がたくさんいらっしゃるけれど、
私は全くそういう風になれず、ただ毎日
仕事場の病院と自宅を往復する、
疲れ切ってへとへとの、そして何だか昔を
捨てきれない中途半端な女子~おばさん?!
でした。
パリに行った経緯は書き切れないので
後日談にしますが、パリに引っ越して
驚いた事。
パリの人は見てないよーで見てる。
っていう事です。
どんな服を着ていても、どんな生き方を
していても、年齢に関係なくその人個人
の個性や生き方を尊重しているように
思いました。
でも、そんな崇高な概念よりも私を
困らせたもの・・・
それは無言のドレスコードです。
パリにはもちろんコンビニはないのですが
小さいスーパーは最近増えつつあります。
でも、どんな近所のスーパーも、スエット
とジャージ、サンダルでは行けません!!
誰かにその恰好をしていて注意された
わけではないし、もちろんフランスには
たくさんの国から人が集まっているので、
いろいろな服装の人がいます。なので、
あからさまに嫌な顔をされたり、驚いたり
される訳ではないのですが、、、。
そして歩き方!!
鏡に映るザ・日本女子体系の自分を
見るととても悲しくなりますが、元々の
骨格は変えられない。だからこそ
せめて姿勢だけは良く、だらだらと
歩かなくなりました。
パリではエスカレーターやエレベーター、
交通網も東京程近代化されていないので
とにかく歩き回らなければいけません。
疲れてくるとどうしても足を引きずるような
歩き方で、背中が丸くなってしまい、
そんな時ショーウインドウに映った自分
の姿に何度もがっかりしました。
でも毎日の歩きだけ生活をこなしていく
うちにだんだんとたくさん歩いても
だらだらしなくなってきました。
パリの人々は個人主義で他人には一切
干渉しないように見えていても、ある時
珍しくヒールのある靴を履いて学校に
行ったとき、毎朝行くカフェの人に
「今日はシックで素敵だね~」と言われて
びっくりしました。
やはり成熟した文化を持つ国なので、
公共の場では最低限のきちんとした
外見が求められているし、その上で
個性も尊重しているんだな~と勝手に
解釈しました。。
私の場合は初めてカフェで褒められた事を
きっかけに、普段も姿勢や歩き方、洋服にも
ずいぶん注意するようになりました。
カジュアルな服装がいけない訳でなく、
最低限の相手に敬意を払えるような
服装を今は選んでいます。
シャツはちゃんと自分でアイロンをかける
セーターは手洗いで丁寧に洗う。
日本ではクリーニングに頼んでばかりで
自分でやることがほとんどありませんでした。
今は経済的な面(爆!!)が理由のほとんど
ではありますが、自分の身の回りの事を
きちんと自分でできているという実感が
やっとこの年にして芽生えてきました。
そんな気持ちが服装に現れてくれたら。。
色々な面倒で難しい問題に直面したり、
日本では当たり前のように人に依頼して
いた事も全て自分自身でやることになり、
少しずつ私自身が本当の意味で
逞しく、一歩一歩前進している気分に
なっています。
そして自分なりに得た法則・・・
それはお尻と太ももの内側にしっかりと
力を込めて姿勢よく、自然に、力強く
歩く事!!
私が学んだ大事なパリのルールの1つです。


