体から魂(幽体)が抜け出し、眠っている自分の体を見下ろしているのがわかります。
私の初めての幽体離脱体験は、金縛りが頻発するようになって数年後の、高校生の時でした。
いつものように金縛りになったので、もがいて逃げようとしたとしたら、両足首を摑まれて引っ張られたと思ったら、スルッと体から抜けて宙に浮いていました...
『あれっ、コイツ、いつものヤツとちゃう!』
金縛りはいつものことなので、気にもなりませんでしたが、浮いてから気づきました。
いつも来るヤツと違うことに...
『うわー、どないしよ、帰れんかったらタイヘンや...
』宙に浮いている体の下は、宇宙空間。
暗くて、無重力、瞬かない星々。
自分の体は遠すぎて見えません...
ただ、後頭部をクイックイッと引っ張られるような感覚があったので、宇宙に浮いていても肉体とちゃんと繋がっていることを確信し、ホッとしました。
金縛りで体が動かないので、首をほんの少し起こして足の先を見ると...
はるか向こうで、足首を引っ張ったヤツと、もっとエラいヒトが話し合いだかケンカをしているのがわかりました。
『あのヒト、助けに来てくれたんかなあ。 帰れなかったらマジ困るんやけど。
明日、朝から数学のテストやし、ちゃんと帰して欲しい...
』などと考えながら、足元の話し合いが終わるのを待っていると...体がぐるん
と360度回転しました
『うっひょーん!! 体がぐるんと回ったわ! リアル無重力状態や!』とはしゃいでいたら、エラいほうのヒトが勝ったらしく、足首掴みオトコはどこかに行ってしまいました。
勝ったヒトは、白い長髪、白いヒゲ、白い着物のおじいさん。
『どないなんねやろ、大丈夫かな』と思っていたら、おじいさんが右手の人差し指で私の額の真ん中を突き、
『帰りなさい!』と一言。
頭から肩、体、足と、上から順に、一瞬でピタっと肉体に収まりました。
宙に浮いている間にぐるんと360度回転しちゃったので、玉の緒がねじれたまま体に戻ってしまいました...この件は問題ないのかあるのか、ナゾのまま、ココまで来てしまっています。
私を助けてくれた白いおじいさん。
あれ以来、時々姿を現します。
いつも厳しい顔してないで、少しはニッコリすればいいのに、と思います








