これまで紹介してきた頭痛薬、鎮痛剤、消炎剤、
「ロキソニン」「イブプロフェン」「アセトアミノフェン」「ハイペン」等はすべて非ピリン系のものである。
「アスピリン」もピリン系である(名前に"ピリン"と付くのでピリン系と誤解している人が多い)

ピリン系として現在よく使われているのは、
「イソプロピルアンチピリン」という成分である。
他にも「スルピリン」など何種類かあるがほとんど使われない。
ピリン系は、強い鎮痛解熱作用を持ち、もちろん頭痛や体の様々な痛みに対しても優れているが、
あまり単剤では効果が発揮されないため、普通非ピリン系と混ぜて用いられる。

市販品だと「セデス・ハイ」「サリドンA」は
ピリン系と非ピリン系両方の鎮痛成分が配合されていて、鎮痛効果が高くシャープに作用する。

総合感冒薬の中に含まれているものもあるので成分は要確認

●セデス・ハイの成分(1回量)
イソプロピルアンチピリン150mg,アセトアミノフェン250mg,アリルイソプロピルアセチル尿素60mg,無水カフェイン50mg

●サリドンAの成分(1回量)
イソプロピルアンチピリン150mg,エテンザミド250mg,カフェイン50mg


医療用として処方されるものでは「SG顆粒」がそれに該当し、
同じ塩野義製の上記市販品「セデス・ハイ」と有効成分も1回分の量も同じだ。

かなり以前に使われていたピリン系成分により薬疹などの副作用が多く起こっていたことがあったため、
なんだか分からないけどとにかくピリン系って怖いものなんじゃないか??、と誤解されやすい
それを言ってしまうと、非ピリン系でも薬疹が出る人がいる。
つまり、合うか合わないかの違いなので必要以上に怖がる必要はない。

現在使われているものはピリン系も非ピリン系も比較的安全と言われているが、
アレルギーに関しては飲んでみないと分からないと言うのが本音だ。



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