こんにちは。

インクジェットメディアと看板資材の通販サイト【メディねっと】と申します。

今回は「設備投資にはどんな購入方法が有効か?」ということに焦点を当てて解説してみたいと思います。
購入方法には「現金」「リース」「クレジットカード」がありますが、それぞれメリットとデメリットがあります。
状況に応じて使い分けて、賢く買い物をしたいものです。
 

■現金

設備投資を現金購入する【メリット】

① 金利・手数料が一切かからない

ローンやリースと違って

  • 金利

  • 事務手数料

  • 保証料

がゼロ。
トータルコストは最小になります。


② 毎月の返済がなく、固定費が増えない

返済がない=

  • 月次のキャッシュフローが安定

  • 売上がブレても精神的に楽

特に繁忙期・閑散期の差がある業種では大きな安心材料です。


③ 所有権が即100%自社

  • 抵当権・所有権留保なし

  • 自由に売却・改造・廃棄できる

  • 決算書上もシンプル

「設備=完全に自分のもの」という分かりやすさがあります。


④ 対外的な信用力が下がらない

借入が増えないため

  • 自己資本比率が悪化しない

  • 金融機関評価が落ちにくい

将来の融資枠を温存できます。


設備投資を現金購入する【デメリット】

① 手元資金が一気に減る(最大の弱点)

これが一番重要です。

  • 売上減少

  • 突発的な修理

  • 仕入れ増加

  • 税金・社会保険の支払い

「設備はあるけど現金がない」状態が一番危険


② レバレッジ(資金効率)が使えない

現金購入は

  • 利益拡大のスピードが遅くなる

  • 同時に複数投資ができない

「少ない資金で大きく回す」経営には向きません。


③ 税務上の節税効果が限定的

  • 減価償却はできる

  • ただし現金支出と節税のタイミングがズレる

ローン利息やリース料のような
即費用化できる部分が少ない点は注意。


④ 将来の選択肢を狭める可能性

現金を使い切ると

  • チャンス案件に即対応できない

  • 条件の良い融資を使う余地がなくなる

「今は安心、でも次の一手が打てない」状態になることも。


実務的な判断基準

現金購入が向いているのは

  • 手元資金が 最低でも6〜12か月分の固定費を残せる

  • 設備の陳腐化が遅い(長く使える)

  • 売上が比較的安定している

  • 金融機関との関係を温存したい

逆に、

  • 売上変動が大きい

  • 設備更新サイクルが短い

  • 今後も投資予定が続く

なら、現金+融資のハイブリッドが一番多い現実解です。


まとめ

現金購入は「安全・低コスト」、でも「攻めに弱い」
経営は

「設備」より「現金」が命

ここを崩さない判断が一番大事です。

もしよければ

  • 設備の金額

  • 業種(印刷・制作系っぽいですね)

  • 今後の投資予定

 


■リース

設備投資をリースで行う【メリット】

① 初期費用をほぼゼロにできる

  • 頭金なし or 少額

  • 現金を温存できる

資金繰りを守りながら設備導入できるのが最大の強みです。


② 月額固定で資金計画が立てやすい

  • 毎月定額

  • 支払い予測がしやすい

売上に波がある業種でも
キャッシュフロー管理がラク


③ リース料は原則「全額経費」

  • 減価償却が不要

  • 会計処理がシンプル

  • 節税効果が早く出る

利益が出ている会社ほど効きます。


④ 設備更新・入れ替えに強い

  • 契約終了時に返却

  • 新型へ入れ替えやすい

技術進歩が早い設備(機械・IT・印刷機など)と相性◎。


⑤ 借入枠を使わない

  • 銀行融資とは別枠扱い

  • 金融機関の与信に影響しにくい

将来の大型融資を残せます。


設備投資をリースで行う【デメリット】

① 総支払額は高くなる

  • 金利相当分

  • 保険料

  • リース会社の利益

現金購入より確実に割高です。


② 原則途中解約できない

これ、かなり重要です。

  • 事業縮小

  • 使わなくなった

  • 壊れた

それでも支払いは最後まで続く


③ 所有権が自社にない

  • 改造・転売が自由にできない

  • 廃棄にも制限

「資産として残らない」点は割り切りが必要。


④ 修理・保守は自己負担が多い

「リース=メンテ込み」と誤解されがちですが
ファイナンスリースは原則別

  • 修理費

  • 消耗品

  • 保守契約

は自社負担が一般的。


⑤ 長期契約で柔軟性が低い

  • 市場変化に弱い

  • 業態転換時に足かせ

固定費化するリスクがあります。


リースが向いているケース(実務判断)

リースが強いのは

  • 手元資金を減らしたくない

  • 設備の陳腐化が早い

  • 利益が出ていて節税したい

  • 数年ごとに入れ替え前提

  • 銀行借入枠を温存したい

逆に、

  • 長期間使う設備

  • 改造・転売予定あり

  • 解約リスクが高い

ならリースは不向き。


印刷・制作系でよくある“正解パターン”

(文脈的にかなり当てはまりそうなので)

  • 高額・更新早い主力機 → リース

  • 汎用性高く長持ちする設備 → 現金 or 融資

この使い分けが一番失敗しくいです。


まとめ

リースは「守りとスピード」、現金は「安さ」、融資は「攻め」
どれが正解かは

設備の寿命 × 資金余力 × 事業フェーズ

で決まります。

 


■クレジットカード

設備投資をクレジットカードで行う【メリット】

① 支払いを最大1〜2か月先送りできる

  • 締め日 → 支払日まで猶予あり

  • 実質的な短期つなぎ資金になる

売上入金より先に設備が必要な時に強いです。


② 即決・即導入できるスピード感

  • 審査なし(枠内なら)

  • その場で決済

チャンスを逃さないのがカード最大の武器。


③ ポイント・マイルが貯まる

金額が大きい設備投資ほど効きます。

  • 法人カードなら1〜2%相当

  • 実質値引きになる

地味ですが確実なメリットです。


④ 少額〜中額設備と相性がいい

  • 周辺機器

  • PC・モニター

  • ソフトウェア

  • 工具・備品

数十万〜100万円前後のラインになります。


⑤ 会計処理が比較的シンプル

  • 利用明細がそのまま証憑

  • 経費管理しやすい

少人数・個人事業だと特に楽。


設備投資をクレジットカードで行う【デメリット】

① 利用限度額に強く縛られる

  • 高額設備は難しい場合が多い。

  • 他の支払いに影響

カードの枠が一気に埋まる可能性があります。


② 分割・リボは金利が高い

  • 実質年率 12〜18%前後

  • リースや融資より高コスト

原則:分割・リボは金利が高いため一括払い前提で考えるべき。


③ 返済は待ってくれない

  • 売上が落ちても

  • 設備が稼働しなくても

支払日が必ず来てしまいます
猶予は短く、柔軟性はあまり高いとは言えません。


④ 金融機関評価に見えにくいリスク

表面上は借入でなくても

  • 実質的な短期負債

  • 資金繰り管理が甘いと見られる

決算時に説明が必要なこともあります。


⑤ 返済と運転資金がバッティングしやすい

  • 仕入

  • 外注費

  • 税金

同じ口座・同じタイミングで落ちるため、
管理を誤ると一気に支払いが発生する場合もあります。


クレジットカード投資が「向いている」ケース

  • 一括で確実に払える資金がある

  • 支払いサイト短縮が目的

  • 少額〜中額設備

  • 短期間で回収できる投資

  • ポイント目的も含めて合理的


クレジットカード投資が「危険」なケース

  • 分割・リボ前提

  • 売上が不安定

  • 高額・長期回収設備

  • 枠ギリギリ使用

この条件が揃うと資金繰りが危なくなります


他手段との使い分け

  • クレカ:短期・少額・即導入

  • リース:中期・更新前提

  • 融資:高額・長期・利益拡大

  • 現金:安定期・低リスク

クレカは

「設備投資」より「決済手段」

と考えたほうが安全です。

 

以上、ご参考にして頂けましたら幸いです。