外来患者さんの、心電図検査依頼が来た。

お名前を呼んでみると、松葉杖をついた男性がこちらに向かって歩いてくる。


まださっき松葉杖を渡されたばかりだろう。

ぎこちない。


検査が終わった時、その患者さんに話しかけた。


「その入院案内のパンフレット、袋に入れましょうね」



入院案内のパンフレットとは、入院するにあたっての決まりごと・持参してもらうものが書かれてあり、必要な書類も入っている。

看護師から渡されたそのパンフレットを、上着のポケットに丸めて入れていたのだ。


腰骨のちょっと上あたりのポケットに入れているから、松葉杖を付くときにちょうど邪魔になりそうな位置。


「コンビニの袋だから、全然オシャレじゃないけど我慢してね。

でもこの方が持ちやすいでしょう?」


そう言うと、


「ありがとう。実はさっき落としちゃって。拾うのも大変だったんだ。」

と返ってきた。


そりゃそうだろ。松葉杖をついてる人が床に落とした物を拾う・・・



こういうことは時々ある。

「親切だね」 と言ってくださる患者さんもいるけど、そう言われると私はいつも青くなる。


どうしてかって言うと、裏を返せば

「さっきの看護師さんは、気が利かない」

という意味になってしまうから。


病院の評判にかかわるんだよ、そうなると・・・・

といって、パンフレットは渡せばいいと思っている人達に何を言っても無駄。


どうして、わからないんだろうね。気づかないんだろうね。

不思議だ。

外来から、心電図検査のオーダーが来た。

伝票にはメモがついてあり

「処置室にいます」 と書いてある。


毎度のことだけど、こんな不親切なメモなら意味がないのだ。

どうしてかというと、


1 処置室に心電計を持っていき、処置室で検査をする。

2 貧血おこして処置室で寝ているが、もうよくなったので起き上がれる。

   (検査室へ行ける)

3 今医師の処置中なので、あとで検査する。


このどれなのか、わからないからだ。


処置室にいる、だから




仕方ないから外来に尋ねるわけよ、何処で・いつ 検査するのかって。

何度も繰り返したら、いい加減覚えてくれるかと思ったけど



無駄 でした。

それどころか悪者はこっち。 検査室の人が怒ってるってね。


検査室にはカルテもないし、外来の診察状況だって病名だってわからない。

もう今までの経験上の勘でやってる。 だけどさぁはてなマーク

仕事やりにくいダウン



ため息 また ひとつ・・・あ~あ


(ちなみに今回は処置室に出向いてみると、検査室に来ることは出来ることは出来るけど、歩くのはちょっと辛い方でした。

なので出向いて正解でした。)



注意 すべての医療機関でこのような状況なわけではありません。

   誤解なきようお願い致します。



たとえば注射注射の後。


酒精綿(皮膚を消毒する綿花)を刺したところにあてて

「少し押さえてて下さいね」

って言われたこと、ありますよね?


状況によっては看護師さんが、そのあと絆創膏絆創膏を貼ってくれたりもしますし

「あとで貼ってね」

と手渡しされる場合もあると思います。



この手渡しされる絆創膏って意外と邪魔になったりする場合があります。

どこへしまっておこう?

それで考えたのか・・・


なんと。


注射をしていない皮膚に、絆創膏を普通に貼り付け

「あとで貼り替えてね」

と言った看護師がいた。


ええ!?

一度使った絆創膏を、傷口に貼るんですかはてなマーク

素人でも考え付かないことだと思うんですけどあせる


もちろん私はそれをみて真っ青になりましたが、

「一度はがすと、くっつかないので新しい絆創膏を貼りますね」

と誤魔化しました。


ありえない。絶対ありえないダウン



注意 すべての医療機関でこのようなことが行われているわけではありません。

   誤解なきようお願い致します。

外来処置室にて心電図を取るように言われた私。

心電計をカラカラ押して、処置室にて検査を開始。


そこへ。


別の患者さんの処置のため、ドクターがやってきた。

もちろんそばに外来看護師が、介助につく。


「手袋が先だろぉーむかっ

「何年たったら俺のやりかた、覚えるんだプンプン

「先に注射の準備したら、云々。手袋が先だビックリマーク


ドクターの怒鳴り声が響く。

介助についた看護師が「すいません」と言う。

何故か他の看護師まで「すいません」と言い出す。


この「すいません」

本当に詫びているのではない。 ドクターのブツブツを鎮めるために言っているのが、そばで聞いていてわかる。


さんざん怒鳴ったドクター。

コロっと向きを変えて患者さんに

「ちょっと痛いですよ」 と声音はさっきとまるで違って優し気。


もちろんこの患者さんは全てを聞いていました。

私が患者なら、今このドクターに処置されるのは遠慮したいがねぇ。


確かに覚えない看護師は悪いが、覚えられるものならとっくに覚えているんだよ。

覚えられないんだから、怒鳴ってもしょうがないのに。

(当然、検査に関することも覚えてもらえないダウン

ドクターはわかってないなぁ・・・


ついでに患者の前で怒鳴るのはほどほどにして、後で怒れってDASH!

ったくもう、どっちもどっちだよガーン



注意 すべての医療機関で、このようなことが起きているわけではありません。

   誤解なきようお願い致します。

患者さん、患者様。

※※さん、※※様。


医療もサービス業だという意識向上のためか、‘さん’ではなく、‘様’をつけることが浸透してきている感じがする。


さて今日のタイトル「あのジーサン」

これはウチの看護師の台詞だ。


オープンカウンターの病棟詰所にいる看護師の会話は、廊下によ~く聞こえる。

患者さんだけじゃなく、お見舞いの方々にまでね。


「あのジーサン」「ちよちゃん」

どちらも年配の方のことである。


詰所内での看護師同士の会話だ、これが。


自分の家族を 「あのジーサン」 呼ばわりされたら、どんな気持ちがするだろう?

自分の親より年上の方を「ちゃん」付けで呼ぶって、礼儀のかけらもないと思うのはわたしだけか?


わたしは今の病院に勤めるようになってから、自分の常識・自分の感覚がオカシイのかと疑問を持ち始めた時期があった。


自分の父親や祖父を、他人に「ジーサン」呼ばわりされたらどんな気持ちがする?

イヤでしょ? だったらそんな風に言うもんじゃないよ!

と言っても無駄なのだ。

だってあの人達は、なんとも思わないんだから。

ここで私の常識は崩れたものだ。


もちろん新人看護師のことじゃ、ない。


時々思うよ。

私がどこかの病院にかかったとき、一体なんて言われているのかとね。



注意 全ての医療機関でこのようなことが起きているわけではありません。誤解なきようお願い致します。