症例

 

下半身全体の鈍重感・違和感 20代男性

 

主訴は上記の様なハッキリした痛みではないけれど明らかにおかしいということで来院されました。特に痛めたというようなきっかけはなく、筋肉痛や疲れという感じでもない。でもずっとだるさが抜けず、どこへ行ったらいいのか分からず当院に来られました。こういったぼんやりとした症状というのは病院ではあまり診てくれません。しかし、患者様自身がどこか通院しなくてはと思ってらっしゃるという事は、かなり違和感と不安を感じておられてのことだと思います。

 

所見

 

整形外科的検査では全て陰性。臨床的には片足だけなら腰の神経根で何かあるか骨盤の歪みかという感じなのですが、こういったはっきりしない両側性の症状は頭蓋骨に何かある事が多いです。下肢の神経症状は腰のどの部分で障害されているかによって下肢のどの辺に神経症状が出るかというのはある程度パターンがあります。しかし今回はそれとも当てはまらず全体的な症状でした。

 

治療

 

まず下半身の歪みを調整。ここで脛骨に違和感があり、聞いてみると数年前に強く打撲した事があるとのこと。まれにですが、骨に強い衝撃がかかると、それが残る事があります。骨も固い柔らかいがあります。今回は打撲の跡が数年経ってても固いままでした。それがあると何が問題かというと周りの組織(皮膚や筋肉など)がそこに引っ張られるということがあるからです。というわけで神経的には関係ないかもしれませんがそこも処置しました。骨も緩める事が出来ます。

腹部治療

脊椎と骨盤を調整

頭蓋骨治療。やはりかなり酷い歪みがありました。

 

治療後は下半身の鈍重感・違和感はゼロ。2週間後に来院して頂いて再チェックしたのですが、症状は再発していなかったのでこの方は2回で完治となりました。(肩がこってるという事でそちらをメインでやりました(笑))

頭蓋骨に歪みがあるとなぜ全身性の神経症状が出るかというと、神経のトンネルである硬膜・神経終膜に影響があるからではないかと思われます。今回は両下半身でしたが、両手にしびれや鈍重感が出ていた10代の女の子にも過去抜群の効果を発揮したこともございます。このような症状がございましたら一度ご相談ください。

 

※施術効果には個人差があります。

 

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