医療情報技師とは
医療情報技師は日本医療情報学会が認定する資格です。
臨床工学技士のような国家資格ではありません。
ネットの掲示板をみていると混同している学生さんがいたりします(x_x)
学会のHPによると医療情報技師とは
「保健医療福祉専門職の一員として,医療の特質をふまえ,最適な情報処理技術にもとづき,医療情報を安全かつ有効に活用・提供することができる知識・技術および資質を有する者」
と定義されます.
具体的には,日々の診療業務に関わる保健医療福祉情報システムの企画・開発および運用管理・保守を仕事とし,保健医療福祉の現場を知り,そこで活躍することができる情報処理技術者をいうそうです。
ですから、病院職員だけでなく、ベンダーの営業・SEなんかも対象としているわけです。
実際、電子カルテ大手のベンダーである富士通の営業の中には名刺に「医療情報技師」を冠している人もいます。
すこし前まで、情報技術者としては優秀なんだろうけど、医療を全く(ものすごく全く)知らないSEが病院システムを担当したりして、診療業務がむちゃくちゃ・・・
なんてことが津々浦々であったので、ベンダーがこの資格を積極的に取得してくれることは、大変喜ばしいことだと思います。
医療情報技師になるには、日本医療情報学会が行う試験に合格する必要があります。
試験は
①情報処理技術、②医療・医学、③医療情報システム
の3本立てになっており、3つ全ての科目に合格しなければいけません。
もし3つのうち1科目が不合格でも、試験には合格できません。
しかし、科目の合格は2年間繰り越せますので、次年度は不合格の1科目だけ受験し、合格すれば医療情報技師になることができます。
ちなみに科目免除制度(医師や看護師は②医療・医学の試験が免除になったり)もありますが、19年度からはなくなるようです。
詳しくは医療情報技師育成事業のHP を参照してください。
試験は毎年8月頃にありますので、今からなら十分過ぎる程時間があります。
興味のある方は、情報収集から始められたらいいと思います。
ブログはじめます。
はじめまして、管理人のノリスケです。
医療情報技師と医療情報システム関連を中心に記事や自分の考えなんかをUPしていきます。
大学病院内の医療情報システムに携わっているので、知識を深める&腕試しに17年度の医療情報技師試験を受け、合格することができました。
同じような立場の方やこれから医療情報技師の試験を受けようとしている人に役に立つような情報を書ければと思ってます。
また、日々の勤務で感じたことなんかも書いいこうと思います。
日記は3日以上続けられたことがないので、とりあえず継続が目標です。
