排便は大腸が動かないと

なかなかうまくいきません。

大腸が動くことによって

便が肛門のほうへむかって

動いていくわけです。


今日は大腸を動かす3つの

しくみをお伝えしましょう。




まず、ひとつめですが

起きたり、歩いたり、と

体を動かすことで大腸は

蠕動運動を起こします。


このことを「起立大腸反射」

と呼んでいます。




ふたつめに、

胃の中に食べ物や飲み物が

入ってくると大腸が動きます。


これを「胃大腸反射」と呼びます。




1日のうち、朝に排便が出る人が

大勢いると思いますが、

起立大腸反射と胃大腸反射のことを

知っていれば、朝に便意をもよおす人が

多いのも納得、という感じですね。




そしてみっつめが便が

直腸の壁を刺激するのが

「直腸の伸長反射」と言います。


直腸はふだんは空っぽで、

お互いの壁はひっついているそうです。


S状結腸から送り込まれる

便によって直腸が広がると

便を外に出す反射の命令が来ます。




この3つのしくみを働かそうと

思ったら、「活発に運動する」

「朝起きたら、水や牛乳を飲む」

「便のかさを増やすようにする」

といったことが大切になってきますね。