明けましておめでとうございます![]()
遅いご挨拶となりましたが、松の内ということでお許しください![]()
妊活サポーターの赤峰ふじ子
です。
患者さまの交流掲示板『子宝ねっと』や、不妊治療の応援サイト『MedeTa(メデタ)』の医療ライターをしています。
新型コロナの勢いがおさまらず緊急事態宣言が出ようというタイミングでの大寒波![]()
2021年も踏んだり蹴ったりの幕開けではありますが、この寒さ
で不要不急の外出を控えてくれる人が増え、せめて急拡大をセーブできることを祈るばかりです。
フロントラインで奮闘する医療従事者や保健所の方々はもちろん、緊急事態宣言で休業を余儀なくされる方々など、一部の業種の人たちだけに重い負担がかかっている、この状況、本当におかしいですよね![]()
「変われない日本」の脆弱さを、国民全体が実感する事態になっています。
感染症との闘いは、時間のかかるもの。
この過酷な持久戦を、チーム日本は、どう闘い抜こうとしているのでしょうか。
明日、ともに笑うために、今日、ともに踏ん張る作戦を実践していただきたいものです。
さて、そろそろ、お話を私たちの目の前の大切な問題に移しましょう![]()
不妊治療の長い闘いの末、良好な胚(受精卵)が得られ、大きな期待を抱いて移植したのに、着床せずに月経が来てしまったときは、今度こそ来るはずだった赤ちゃんを失う、深い深い喪失感に襲われますよね![]()
もちろん、このようケースのほとんどは、見た目は綺麗なグレードの良い胚でも、実は染色体異常を抱える胚だった可能性が高いとされています。
そして辛いことですが、奥さまの年齢が高くなるほど、卵子の老化が進むため、胚が偶発的な染色体異常を持つ確率は高くなってしまいます。
一方、割合は少なくなりますが、良好胚の移植を繰り返し行っても不成功になったり流産したりする場合、着床を邪魔する原因が隠れている可能性も否めません。
今回は、そのような着床障害の検査のお話です。
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※注:こちらは、フィクションです。モデルとなる患者さまが、『山下レディースクリニック』におられるわけではありません。
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以前は、無菌だと考えられていた子宮内にも細菌叢(さいきんそう/微生物の集まり)、いわゆる子宮内フローラが存在することが確認されました。
従来の菌の検査は、分泌物を採取して顕微鏡検査を行ったり、特殊な培地で菌を培養する方法で行われてきましたが、染色できない菌や培地が難しい菌の検出は困難でした。
それが最新のDNA解析技術によって、すべての菌のDNA配列を短時間で調べることができるようになったため、細菌叢の正確な診断ができるようになったのです。
子宮内の細菌叢の90%以上がラクトバチルス(乳酸菌)などの善玉菌で占められている場合には、子宮内環境は良好。
それ未満に低下している場合には、ウェルシュ菌や大腸菌などの悪玉菌が増えることで子宮内環境が悪化し、着床が妨げられる可能性があるとして、乳酸菌製剤の膣錠を入れたり、ラクトフェリンを1~2週間程度内服するなどして改善をはかります。
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せっかく得られた良好胚が、子宮内環境が悪化していたことで着床しないというような残念なケースが繰り返されないよう、ARTの移植が反復不成功になった場合には、通院中の病院で『子宮内フローラ検査』や『慢性子宮内膜炎』を行っていないか、また受けるべきかどうかをご相談になってみてください![]()
今年が、ご夫婦にとって喜びに満ちた一年になりますように![]()

監修者:『山下レディースクリニック』(神戸三宮)院長 山下正紀








