ゴールデンウィーク、
旅に行かない(行けない)かわりに。
レミゼ観てきました。
鬼高いチケットで
レミゼ観るって矛盾してないか、
とも思うのですが、
いやー、金かかってたね。
お金の力をこれでもか、
というほど感じた。
開幕後1秒で感じた。
オケピ!!生演奏!!
大道具!!装置!!
 
めぐーりあーえたーのにー♪
照明がことごとく暗くて、
ああこれは、夜の話なんだなと思った。
夜明け前の暗がり。
(人が死ぬとひとすじ、ものすごく明るくなります。)

キリスト教をもっと知っていたら
見方変わったのかもしれないけれど、
罪の意識がものすごい。
かならず光あるところの裏っかわに
暗いものがある。

私は映画のほうを先に観ていたので、
舞台になると
こんなダイジェストみたいになるのか、
と少し気持ちがついていけなかったのですが、
想像力不足かなあ、自分の。
特に人の死のあとの、
あのあっさりした感じが
え、はやっ!って思ってたんだけど、
まあ今と死の捉え方も違うよね。。
たくさんの人が
ある重みもなく亡くなっていったのだろうし。。

あと色んなことの収束が
男女の恋愛成就でいいのかな、
とも思った。
だからこそのワン デイ モアの歌の良さ。
あの多層があるのに!なぜだ。
そこにしか希望を見いだせないのかな。
とにかく女性が一人で生きよう、
歩き出そうとすると死ぬ。
(のは、『人形の家』のラストとは対照的だ)
 
って色々むむ、
と思ってはいるのですが、
しかし
やはり美声に震えるのでした。
エポニーヌに泣いた。
森公美子(役名より森公美子)には抱きしめてもらったような気持ち。

最後に民衆の歌を歌って帰ってきたのでした。
皇居付近で民衆の歌って
すごいよね。