今日もキョウルヨンガ(冬のソナタ)を見て。

で、トムからもらったDVDを見た。

タイトルは、「アジアの女」。

 

私は「阿佐ヶ谷スパイダーズ」の演劇を観たいとずっと言っていたのだが、

日本にいるうちにはど~も観れそうにない。

そんなときに、長塚圭史(阿佐スパの長)の「アジアの女」がBSで流れたんだって!!

で、トムがありがてぇことに、DVD録画して、くれた。

DVDって何?っつうくらいメカオンチのあっしでさぁ~

そりゃ感動するでさぁ~

 

ほいで、観た。

舞台は近未来。災害が起こった廃墟の、立ち入り禁止地区。

そこから出られない兄と、病気の妹。

作家なのにおもしろいものが書けない、エセ作家。

 

女性の性・人種差別・共生への道を、災害後の立ち入り禁止地区から描いていた。

災害直後も、人は生きる。

一方でむき出しの暴力があれば、その一方で他者をいたわる優しさもある。

 

誰にも見えず、追い払っても払いきれなかったハエを、

みんなが見えるようになる。

たかっていたのは人間だった。

 

人間が、人間をたかる――それが見えたとき、初めて、たかってくる人間を追う払うことができるようになる。

今まで事実の羅列しか書けなかった作家が、

物語を考えるようになる。

 

最後の終わりは圧巻です。

機会があったら見るべし。

う~ん、も一回みようかな。