メダカです
YoutubeでNYの貿易センタービルに
飛行機が突入していった
画像しか知らない息子と
アマプラで
レオナルドディカプリオと
トムハンクスの
Catch me if you can
を観ていた時の話です。
「アレ?このツインビルってマミーが
現役の時はまだあったの?」
なんて聞かれて
「今もうないことが信じられないくらい
普通にあったよ…」
なんて会話がありました。
息子はそのまま映画に戻ったけれど
私は記憶を手繰って
ひとり昔話に浸ります…
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
飛び始めて4年くらいの頃に
NYへフライトしました。
その時、1便後から後輩ちゃんが
追いかけて来て
NYで少し時間が重なるからと
この貿易センタービルから
夜景を見ようということになり…。
その時は生憎曇っていて、
屋上に出たら
自分たち(貿易センタービル)と
エンパイア―ステートビルと
パンナムビルの看板
くらいしか
雲の上に突き出しているものが無くて。
思わず私、話し出しました…
「ああ そういえばね、
以前、ここにこんな風に夜景が見たくて
1人でホテルの近くの
今はあちら側にある
エンパイアステートビルに行こうとしたの。
そしたら
コパイ(副操縦士)が
え・今から?1人で?って
一緒に付いて来てくれたんだよね。
その日もこんな感じで雲が厚く
雲海上に見えたのは
この景色と同じで
コパイに
「見て 雲の上の世界には僕たちだけだね」って
言われたの思い出したわー 」
って。
よくよく考えたら
ムードある会話だったのだけれど
私は素直に「ホントだねー!」って
その幻想的な世界に浸っていて
コパイの意味しているところを理解していなくて
エンパイアに登るという目的ひとつを
達成できたことに
ただ自己満足してたのですー💦
それを聞いて後輩ちゃんも
「やだー、もーメダカさんたらー!」
とか言ってキャッキャ笑っていたんだけど
ふと
振り返ってにやけた日本人の男性が
こちらを見てました
あ、そうだ
油断したー!
NYとか海外だから
日本語みんな分からないだろうと
大声でやっちまった(;'∀')
なんてことあったなぁ…
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
息子にこの映画に出てくる
パンナムという会社は
当時は一世を風靡し、
ときめく会社の代名詞だったとか、
この会社の名前が大きく張り付けられた
パンナムビル(カラーが無かった💦)
現在はMet Lifeビルに
も
あったことなどつらつら語りました。
って、私の現役時代でも
とっくにパンナムは無かったんだけど
元パンナムだったデルタ航空の
大先輩クルーとは
NYフライトでご一緒することが多くて
実は当時すごーく、すごーく昔の会社って
イメージが無かったんですよね…
そんな話を聞いていた息子から
返ってきた言葉は
「知らないよ、オレが生まれる前に
会社の興亡が起って
もうこのツインビルすらも無いんだもん・・・」
でした…
ですよねー
平成も遠くなりにけり。