寒くなってきました。
西日本、南日本、日本海側、北海道の方々 大丈夫ですか?

やっと冬らしいというか、ちょっと気になる暖房代…。

ヨーロッパは室内がセントラルヒーティング(アパート一棟丸ごと地下室で集中管理・温水をパイプで送って部屋全体を温める)
だったり、デロンギのような暖房器具が各部屋に必ず設置されているので 日本の冬の屋内はいつも思うのですが 寒い!!


さて、そんな寒い寒いを連発していて思い出したことがありました。
ある厳冬の1月に友人とロンドンのクラブに行ったのです。
店内で友達とはぐれてしまって かなりグルグル探したのですが
1時間で耳も限界 外に出ました。

先に外で待っていた友人は「ゴメン、今日はゲイ・デーだった!!
怖くて出てきちゃった。」
 だと!!
道理でムキムキマッチョや、やたら露出した男が多いと思いました。

で、立ち話していた時に アジア人場違いで珍しかったのでしょう、
あるゲイに「こっちで仕事?何してんの?」って聞かれました。

友達は「会社員」⇒なのにスルー。
私は「フライトアテンダント」⇒なのに物凄い食い付き!!

「え、え、どこの~? スチュワードってどのくらいいる?」
「どこに飛んでるの?フライトしたら何泊する?」
「いいなー アプライ(採用申込み)出来るかな?ね、まだ採用してる?」

私「なんで?サービス業が良いの?」

彼 「ううん、出会いがありそうじゃない!ね、ね、お客さんてどんな感    じ?」

ほほう~そっちか!!

私 「彼募集中なの?」

彼 「え、まあねぇ~。でもあはは。 ここだけの話、CAって私たち(ゲイ)の仲間内では憧れの職業なんだから~!」

私と友人は唖然・呆然 狐につままれた様な顔だったかも。
だって 日本だと いえ、アジアだとまだまだ若い乙女の独壇場。
CAになりたいのって女の子ばかりという既成概念がありましてですね…。


彼はおカマちゃんじゃないけど探したら出てきた!一緒に飛んだわ。元気かしら…?


CAにゲイはたくさんいます。2/3はそうだと言っても過言ではありません。 私たちは隠語で「オカマちゃん」と呼んでいました。


CAのゲイには2種類の型がありまして、(ま これは主観がかなり入りますから流し読みしていただいていいのですが)一緒に仕事しやすいタイプとやりにくいタイプがあるのです。

仕事がとてもしやすく楽しいのは なんと言っても身綺麗でフェミニンなモデルのようなタイプ。

お客さんウケも滅茶苦茶いいし、サービスも丁寧だし、女性にも!優しいのです。 

だから「カッコいい!!!」って日本人勘違いしちゃうんですけどね。 

(ええ、勘違いしたひとりです)

共同運航していたANAのCAさんたちだってみんな目がハートになっていたそうですもん。 

(と、金髪碧眼の該当男性CAが不思議がっていた)



で、やりにくいタイプはマッチョの方で ガタイすごくいいんです。
だからギャレーの仕事を任されることが多いです。
実はギャレーの仕事の手際の良さがサービスのスピードを左右しますから ギャレーを仕切る人が雰囲気あったりすると逆らえません。

「パンのおかわりが欲しいんだけど~」
「終わった」
「水のボトルとビールのケースくださーい」
「どいて、僕がするから」

ちょっとボーっとしてると 「邪魔。あっち行って」

ひーん


まあ このタイプとは気心が知れることはお互いなかったけれど心地よい距離感は掴むことが出来るようになりました。


この仕事をしたことによって、私は様々なおカマちゃんの方達を見させてもらったので 偏見が無くなりました。

みんなお洒落でアーティストで 男でもなく女でもない いいとこ取りな人達。 

日本ではオネエとか最近言われているけれど オネエもズパッと突っ込みどころ鋭いですよね。 私大好きです
そんな感じに彼らもアンテナが立っていて話していて本当に勉強になりました。(特に口紅の色とか、ストッキングのヨレ!!とか煩かった スミマセン


息子がこれ見て私そっくりだと爆笑したので貼ります。
レトロポスター使ってました。懐かしい。



今度 キャビンで男性がサービスしていたらどっちかな??って考えながら見ていても楽しいかもです。(え?