1994年の4月のある日 履歴書に記入しておいた「日中の連絡先」である職場に 人事の方から電話が入りました。

それが、私のCA就職活動が終わった瞬間でした。


短大で就職活動中、国内の一つの会社はバブル時期のこともあり、指定された1次面接会にてその場に居た大勢の学生に言い放ちました。

「実はもう今年の採用はほぼ終了しています。 こちらの会場は予備といいますか、辞退者が出た場合の補欠募集になります。 が、順次面接して行きますので・・・。」

耳を疑いました。 バブルの国内航空会社は買い手市場。
門前払いに過ぎない扱いでした。
青田買いもいいところ、一般募集する前に指定した大学からの学生でもう採用はほぼ終わっていたのでした。


もう1つの会社は面接会場に入ってから出るまで、受験者の一挙手一投足を各所に配置されたクルーが一言も発さずメモっていました。 

「何してるんだろう?」

一応会釈はしましたが、特に気にせず廊下に並んだ椅子に腰かけ順番を待っていたのを覚えています。

後で分かったことは、彼らは受験者のチェックをしていたのですね。 社員に挨拶ができたか、面接室までの集団行動中無駄口叩いてないか…等々。


両方落ちまして、情報と準備不足な自分に愕然としました。
後から分かることって多いですね
気持ちだけじゃ 合格しません

で、私は一旦CA受験を先延ばしして 一般企業に就職しました。

つづく。