週末、日曜日は病棟に看護師さん、看護助手さんだけが出勤されている。検査やリハビリはなく動きはない。
月末には退院したいと思っていた。
5月中の予定は延期やキャンセルして何とか対応してきたけれど6月の予定はなかなか動かしにくい。とは言え、主治医の先生の治療スケジュールをどうにかしてまで無理するつもりはなかった。
よし、週が開けたらに退院の目処だけでも聞いてみよう。看護師さんにも座ってご飯食べてみたら?と言われたので「ですよね。でも、先生には端座位ダメって言われてて」と返すと「え?できそうやのに。でも聞いとこうね」と。私もできると思う‥‥。
先生の定休日や手術日を考えると退院の目処は月曜日に聞くのがよさそうと思いながら眠りについた。
そして月曜日。
起床、しばらくして掃除。
また、同じように一言言われた。
ゴミ箱はさらに遠くに追いやられた。靴がない。前回はベッドの下、手を入れないと届かない場所へ置かれていた。
いやいやいや、もう許せない。
朝食配膳の時に靴がないんです。ベッドの下ですか?と看護師さんに聞いてみた。
前はそこへ置かれてました。と言うと、あ、こんなところに。隣の方のスペースがあるカーテンすれすれの位置へ。
絶対許さない。
看護師さんたちはあの人、気が遣えない人やからと話しながら出て行かれた。
あまりにも腹が立ってすぐにゴミ箱の位置の画像を撮影し家族に訴えた。
「今日、事務の人に話するわ」と返信があった。
食事が終わり、いつも通りモップ掃除があるはずが私のところだけ飛ばされた。いや、もうありえんやろ。
と思っていたら、1時間くらい経過した時に師長さんがやって来た。
「掃除の件、聞きました」
ちゃんと報告されていたんだ。
「ちゃんとできるならそもそも入院してない。そしてゴミ箱や靴の位置は私の今の状態からしてどう考えてもひどい。髪の毛が落ちていて掃除しにくいかもしれないけど、黙ってカーテン開けて嫌な顔をされ一言言われた上にこんな扱い受けたことない。今日だけじゃなく繰り返されたから言いました」と伝えた。
内容は掃除担当者のリーダーさんに伝え、改善がなければ掃除業者へ言うとのことだった。
翌日からはカーテンを開ける前に一言あり、掃除も普通にしてもらえた。
最初からちゃんとしよう。仕事やねんから。