うあん、もっと小馬鹿にして!!
もー、超ヤバいんですけどーーー。(一昔の女子高生風に)
そうそう、そうなの、ここで話したカレなんですけれども。
それがねー、いやー、いやいや、ちょっと、カレがボンボンのついたニット帽を被って登校してきたから、何事かと思って聞いてみたら、どうにも髪の毛を切りすぎたようで、前髪なんて眉毛の遙か上にラインがあって、おデコ丸出しで、でもそのおデコがツルッツルで、大いに胸が高まりまして、「デデデデデコピンさせてよ!」と迫りましたところ、細い腕でガッツリ掴まれ返り討ちにあう寸前に、『や(わ)らかっ、いいなー、もちょっと揉ませてー』とかってワルい笑顔で言われてしまいまして、膝ガクガク。
なにこれ、何のプレイか。
二の腕は胸と同じ柔らかさだとかいう、巷の噂を知っての狼藉か。
悪いが、二の腕のほうが柔らかさは上だ!
ともあれ、筆舌し難いほどの、それはもう、脳内では鼻血と前かがみでチビっちゃうくらいの興奮度だったわけですが、ここ一番で出せるポーカーフェイスで乗り切った。
乗り切ったよ、ママ。
「Mへと屈してたまるか!」って気持ちが、つまんないポーカーフェイスへと導くのね。
だから可愛くないのね。
わかってる、わかっているのよ、放っておいて。
その後、トイレで思い出しながらプルップル笑いを堪え、かみ締めているトコが可愛いんだから。
何だか、中高生にアリガチなエピソードできゃっきゃしてる自分が恥ずかしい。
人を好きになるって、困っちゃうわね☆ (頬杖しながら)