母の日まで一週間を切りました。


年が明けた2月頃から恐らく多くの花屋さんは

春の卒業シーズン、年度末の送別の仕事、

新年度の歓迎、入学、入社式のお仕事、

そして母の日まで、ほぼノンストップで忙しい日々を過ごします。


そして母の日が終わると秋までは割とのんびりとした日々になるのが花屋の一年間の流れとなっています。


花屋にとってこの一週間はお祭りみたいなもので

店内は切花、鉢花、宅配の箱、資材などでパンパン


それでも母の日直前まで仕入れ続け

母の日に一気に売り尽くします。


そして毎日お天気を気にしながら母の日まで

朝から晩まで花を作り続けています。



「あー疲れた」


妻がいた頃は家に帰るとご飯を用意してくれていて

僕もみんなでご飯を食べたかったから急いで仕事を終わらせて飛んで帰っていました。


今は


あの頃と違って

子供達も仕事や学校で忙しく

一緒にご飯を食べれる事も少なくなりました。


あの時が懐かしい。でも仕方ないです。



今日は仕事中から考えていた事があって。


帰ったらピザを焼こうと。



先日いつも行くスーパーで

タコスを作る時のトルティーヤを買う事はあったけど、隣に並んで置いてあったピザの生地は買ったことがなかったので不意に手にとってしまいました。


そう言えばママ、よくピザを作ってくれたな。


妻の作ってくれたピザはすごく美味しかった。



実は先日息子と二人の時、二人だからご飯を作るのも面倒だったので久しぶりにピザでも食べようかと

宅配ピザを注文しました。


久しぶりに食べた宅配ピザと言えば


こんなに美味しくなかったのかと息子と二人

ちょっとショックをうけました。


昔は何故だかもっと美味しく感じてた。

しかも結構な金額もして。



妻の作ってくれたピザと比べるのは申し訳ないけど


妻の作ったピザは本当に美味しかったんです。


以前もブログで書いた事があったけど

家に帰って妻の手作りピザだと飛んで喜びました。


パパ、手伝って!

そう言って妻と一緒に生地を伸ばして具をのせる。


たっぷりのチーズとシャキシャキの野菜、

不恰好だけど具沢山で

ミックス、カレー味、照り焼きチキン、

ママは器用にいろいろな味を用意する。


「美味しいねー。美味しいねー!」

そう言いながらがっついて食べる僕を見て


大袈裟だよと言う妻の顔もなんだかとても嬉しそうだったのを覚えています。



仕事終わりだから妻みたいに生地から作る事は出来ないけど


妻と一緒に作っていた様に今日はピザを作りたい、

ママに食べさせてあげたいなあと。



作ってみるといろいろ分かる。


家族に美味しい料理を作り続けるのって大変だ。


みんなに愛情がないとなかなか出来ないよな。


今自分で毎日料理をするようになって

改めて妻の家族に対する強い愛情を感じます。


妻は本当に僕らを愛してくれていたんだ。


三年経った今でも嬉しく思う。



妻の作ったモノほどではないけど僕の作ったピザも

息子も娘も美味しいと言ってくれてる。


作って良かった。


ママにも食べてほしかったなあ。



次の世界で作ってあげるからね。