妻は告知されてからブログとは別に闘病日記をつけていました。


その日の体調、検査の前後は心境や結果、感想など細かくつけていたものを何度も読み返します。


ブログよりもプライベートな感じが強く心の中の本当の気持ちを沢山書き綴っていました。


ママの生前はもちろん読む事はなかったけど、今は読ませてもらってます。


始めから読んでみると日を追うごとに体調の変化があり、改めてこの病気の辛さと怖さ、不安と闘っていたのがよくわかります。


毎日闘っていたんだなーって。


一見普通に見える時でもみんなに心配掛けまいと無理してたんだなって、気付けなかった自分を後悔します。


楽しかった日は今日あった出来事を噛みしめるように書いてあった。

本当に楽しかったんだろうな。こんな日が永遠に続くといいなって思ったよね。


子供の誕生日や毎年の記念日などは、お祝いの言葉や来年への希望などを元気な字で書き綴っていました。


そのなかでも僕への気持ちも書いてくれていた。

ずっと一緒に居たいって書いてくれてた。

すごく嬉しかったよ。



その反面、日々の苦しさや健康でない自分の身体を嘆いたり、以前出来ていたことができなくなった悔しさ、友人を羨む思いも悲しそうな字で書いてありました。


「死にたく無い」


振り絞るように書いた言葉を見てまた泣きました。辛かったね。怖かったよな。ゴメンな。



ずっと生きたかったよね。


ただ普通に生きていければ良かっただけなのに。


まだまだみんなと一緒にいたかったよね。


一緒に歳とりたかったよね。


なんでだろうね。


でもママは毎日精一杯生きてた。生きることに全力だった。生きて生きて生き切ったね。


僕はこの日記を見て悲しかったけど、頑張ってたママをやっぱり好きだった、今も大好きだって思ったよ。


この日記大切にするね。



見習わないとね。そうしないと失礼だよね。


でも変わってあげたかったな。