昼夜の仕事と育児で疲れはてていた
その頃、父に変化が見られた
二人の子供達のお世話を
してくれるようになっていた
仕事で残業になる時には
保育園のお迎えを
子供達におなかがすいたと言われれば
ポテトフライやチャーハンを
作って食べさせてくれた
虐待をされても、どんな父親でも
私にとっては、たった一人の父親だ
子供の頃からDVに苦しみながら
絶対にお父さんを治すと
心から思っていた
その頃、現在の主人と出会った
主人は優しかったが
女性に対する厳しさを持っていた
というよりも女性を卑下しているようにも
感じた ただ 彼の中には
寂しさがあった
外見からは想像できない
純粋な何かを感じた
6年の交際期間を経て
再婚をした
主人は文句も言わずに
前の旦那から引き継いだ借金の
返済を助けてくれた
数年が経過し
お金について言葉には出さなかったが
彼の中の複雑な気持ちは
子供や私に対しての言葉に表れ始めた
子育てに関する意見の相違や
子供が約束を守れないことに対して
声を荒げるようになった
私は精神的に追い詰められ
幾度となく自殺未遂を
起こした
何度も離婚を考え
子供の不登校 家庭内の緊張感を
経験しながら13年が過ぎた
つづく