君は映画「クライマーズ・ハイ」を見たことがあるだろうか?

 

間違いなく日本映画史に残る大傑作である。

 

日航機の墜落という日本航空機史上最大の惨事を軸に

 

あの時代を、あの夏を、

 

リアルに、活き活きと

 

スクリーンに描き上げることに成功した

 

監督と演者、原作、脚本、全スタッフの人生が詰まった作品である。

 

とにかく繰り返し観てほしい。

 

多くの人々の人生が折り重なりながら、

 

あの時代のあの夏の空気感を表現している、

 

そして、

 

1面にならなかった「現場雑感」から

 

1面にならなかった、「圧力隔壁の一大スクープ」。

 

 

「何か、おかしくないですかこの話・・・」

 

「少しできすぎちゃいないですか・・・」

 

 

おそらく、日航機墜落事故を現場でその肌で感じた著者が最も伝えたかった事。

 

伝えなかったことにより、伝えたいこと。

 

何度見ても涙が溢れてくる。

 

 

あの夏、8月12日に亡くなっていった人々におこっていた真実とは・・・

 

あの事件に関わった周辺の人々をリアルに、熱く、描くことで

 

亡くなっていった人のことに思いがふれる。

 

それはまるで、かの戦争を思う8月15日と同じように・・・

 

そして、今年も夏がやってくる。

 

「野火」とともに、

 

我々日本人が毎夏に思い出さなければいけない 傑作映画 である。