生まれる前に
自分と約束してきた
ことがある
生まれる時に
忘れてしまった
自分との約束
だけど
忘れてるだけだから
思い出せばいい
自分の中の
奥の奥の奥にいる自分に
問うてみる
思い出すまで
問うてみる
【銀の龍の背に乗って】
あの蒼ざめた海の彼方で
今まさに誰かが傷んでいる
まだ飛べない雛たちみたいに
僕はこの非力を嘆いている
急げ悲しみ 翼に変われ
急げ傷跡 羅針盤になれ
まだ飛べない雛たちみたいに
僕はこの非力を嘆いている
夢が迎えに来てくれるまで
震えて待ってるだけだった昨日
明日 僕は龍の足元へ崖を登り
呼ぶよ「さあ、行こうぜ」
銀の龍の背に乗って
届けに行こう 命の砂漠へ
銀の龍の背に乗って
運んで行こう 雨雲の渦を
失うものさえ失ってなお
人はまだ誰かの指にすがる
柔らかな皮膚しかない理由は
人が人の傷みを聴くためだ
急げ悲しみ 翼に変われ
急げ傷跡 羅針盤になれ
まだ飛べない雛たちみたいに
僕はこの非力を嘆いている
わたボコリみたいな翼でも
木の芽みたいな頼りない爪でも
明日 僕は龍の足元へ崖を登り
呼ぶよ「さあ、行こうぜ」
銀の龍の背に乗って
届けに行こう 命の砂漠へ
銀の龍の背に乗って
運んで行こう 雨雲の渦を
銀の龍の背に乗って
運んで行こう 雨雲の渦を
銀の龍の背に乗って
銀の龍の背に乗って
自分で思い出すことが
醍醐味なんだ
だから