めーさんの徒然放浪記

めーさんの徒然放浪記

日本全国、徘徊大好きなめーさん家族の放浪日記。
子供が増えたので最近はペースが落ちましたが過去談なども記していきたいと思います(*^O^*)

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こんばんわあ!
しばし、また放浪記はなさそうなので私の体験談を綴りましょう。

あれは、私が小学校低学年だったと思います。
お父さんが出張で居ないので、お母さんと兄妹三人で祖父母の家へ泊まりに行きました。
祖父母の家といっても、私にとっては新しく家を建てるまでは住んでいた慣れ親しんだ家です。

広い座敷の奥から、私、弟、お母さん、妹、おばあちゃん。扉を挟んで向こうの部屋におじいちゃんという順番で寝ていました。
私の枕元にはマッサージチェアがあったのをはっきり覚えています。

何時間か寝たのでしょう。夜中の多分3時過ぎ位でしょうね、急に目が覚めたんです。
そしたら枕元にあったマッサージチェア全体にツタの葉が張ってるんです!
私、夢見てる?!とか思ったけど、ハッキリ起きてたんですよ。
で、ふと横を見るとお母さんとおばあちゃんの枕元辺りに作業服のような服を着た男性が立っていて、一生懸命図版で私達の寝姿をスケッチしてるような姿でした。
私は、一瞬おじいちゃんが仕事してるんかと思ったんですよ。おじいちゃん大工なのでいつも作業服着ていたし、なんか書き物とかしてたし。
でも次の瞬間、扉の向こうからおじいちゃんのイビキが聞こえて、あっじいちゃんは寝てるんだなと認識し、一体誰??!!と思ったら急に怖くなって目を閉じて身をひそめていた記憶があります。
そんな目を閉じている時に新聞配達のバイクの音がしたんですから明け方近かったんでしょうね。

それから数年経って…おばあちゃんのお兄さんの家へ遊びに行きました。
おばあちゃんのお兄さんは戦争から無事帰ってきた人ですが、お兄さんの家には戦死した他のお兄ちゃんの写真が貼ってありました。
その写真を見た瞬間、あ!この人だ!とハッキリ認識したのです。
全く同じ作業服…というか軍服着てるんですよ!同じ帽子も被ってて。
おばあちゃんに私は言いました。
同じ男の人を数年前に見たと。
そしたら、おばあちゃんは泣いて喜んでいました。
そのお兄ちゃんはフィリピンのマニラで戦死したまま帰ってきてないそうです。
戦争に行く前に残して行った爪をお墓に入れ、毎日書いていた日記が形見となっているそうです。
絵を書くのが大好きな人で、いつも図版で絵を書いていたそうです。
お兄ちゃん帰ってこれたんだなーって、私に見て欲しくて出てきたんかもしれないから日記見てあげてって言われて読ませてもらいました。
自然と怖い感覚は全くないですが、人間の魂というものは時間や距離を越えてくるんだという事が実感出来ました。

肉体滅びても魂は滅びないんですね。
こうして、御先祖様に守られているんだろうなあと思いました。




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