逃げたい娘　諦めない母

信田さよ子、朝倉真弓　の著者２人

小説と解説に別れています。

信田さよ子さんの本は何度も読んだことがあります。

母娘系の著書では有名な方だと思います。

内容は30代の母親との関係が上手くいってない女性が

母との距離のとりかたについて考える本です。

特に気になったのが

母ができるまでを文章でリサーチ

母のようになりたくないと思う娘は

どうしたらいいのでしょうか？

反発を感じていても子を持つと

母と同様の行動をするのを避けるには

母の生い立ちや人生をリサーチし

母が自分に対しての言動やそれは何故なのかを探る

母という人間を多方面から研究し自分なりに考える事で

母が何故自分をコントロールしたがったかが見えてくる

ステップ１

母の周囲にインタビュー

親戚や友人など母の周囲にいる人にインタビューし

子ども時代や青春時代、母（祖母）との関係

父とどのように知り合い結婚したか聞き取る

母から聞いた話と違う事も多く

大切なのは

母から聞かされたストーリーだけが真実だとの

とらえかたが変換されること

嘘か本当かの判断をせず、さまざまな母親像が存在する

事実を距離をとり時に楽しんでみる。

ステップ２

自分が苦しくなるような研究は行わない

ステップ３

大切なのは事実より文脈

娘による母研究は自分の為にする

「心理的な距離」を作るため研究する

ステップ１でつんだ

母の友人とか知らんし

親戚付き合い無いし

父親とは音信不通だし

わからん・・・・

でもね、考え方として

なんとなく、そっか～って思えた

ステップの詳しくは本を読んでみて下さい

読みやすくて、重くない文章です

最後の

これからお母さんになる娘たちへ

は、もう長年イマイチお母さんをやってる

自分に戒めな言葉が満載でした

子供はあなたの体から生まれますが

分身でも所有物でもありません

母からされたことを子供にしたくない人は

自分がどのように育てられたかを振り返り

自分の行動の習慣をチェックする

（表情や言葉遣い）

その振り返りがなければ自覚できない

自分の言動が母に似ていることに気付くのはショックですが

それを乗り越えることはできます。

だそうです。

乗り越えようね自分！

逃げたい娘 諦めない母

逃げたい娘　諦めない母