ある行旅死亡人の物語 

武田 惇志 , 伊藤 亜衣 (著

 

を、読みました。

 

思ってたんとちと違ったけど面白かったです。

 

 

 

現金3400万円を残して孤独した身元不明の女性、 
あなたは一体誰ですか? 
 
 
 
はじまりは、たった数行の死亡記事だった。警察も探偵もたどり着けなかった真実へ

 

 

 

亡くなった女性の人生を紐解こうと

追っていくノンフィクションルポです。

 

とても、読みやすくて

読み進めたくなる文章です。

 

 

映画や小説のようですが

ノンフィクションなので

結局のところ

エンタメみたいな

しっかりしたオチはありません。

 

 

 

ちょっとネタバレちょっとネタバレ

キョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロ

 

 

謎が残ったままですが

それでも、彼女は存在した

と確認できました。

 

 

行旅死亡人だった女性が

名前のある人になりました。

 

でも、何故

そこまで存在を潜めて暮らしていたのかは、分からないままです。

 

 

お金はあるけど

使っていないようです

 

小さな質素なアパートで

保険にも入らない

年金も受け取らない

家族も連絡を取り合う人もおらず

 

部屋にはベビーベットと

犬のぬいぐるみ

 

なんか壮絶な孤独を感じるんですが

真顔どうなんだろう?

 

美人だったみたいです

オシャレだったかもしれんし

 

 

他人の人生をほんの少し見せていただいた感じです

 

なぜ、こんなに何も

自分の情報を残さず

ひっそりと生きていたのだろう?

 

 

いくら思いを巡らせても

分からないけど

 

 

幸せだったり

楽しい時もあったのかな?

 

 

と言うか

楽しかった時もあってほしい

と思ってしまう不思議

 

まったく知らない人なのに

 

そう思わせる様に著者が書いてくれてるんでしょうね。