私は人間の闇に寄生し、人間の闇を喰らう
どうすれば効率よく私の食欲を満たしてくれるのか
ただ、それだけなのだ
私は人間が言う「善」でもなく「悪」でもない
もっと純粋な・・・例えるなら「0」に近い存在・・・なのだ
闇を素材とし調理をするわけだが・・・
闇を増幅させ・・・闇は例えるならフランス料理にもなるしジャンクフードにもなる
闇の深さとその質で味が左右される
それをコントロールするわけだ
コントロールというのは火加減に似ている
レアな肉が食べたければ強火で短時間で焼き上げる
そうして人間の闇は私の食欲を満たしてくれる
心の闇とは人間が持ちえる特有の憎悪
遥か古より闇を持つ人間に寄生し闇をコントロールし闇を喰らう
それが私だ
私の誕生は創世記・・・
神は自身の体を模写しアダムとイブを創った
イブは「蛇」にそそのかされ、その果実・・・善悪の知識の木の実を手に取り食べた
そして、その果実をアダムにも分け与えた
果実を食した二人は神に死すべき定めを背負わされ、闇が生れた
二人をそう差し向けたのは私
そう、その時の「蛇」こそが私
私は神でさえ欺く存在
神をも超越した存在
人間は私の事をshadow manと呼ぶ
-end-












