”桃ちゃん” スネア製作日記①(仙波清彦さんのスネアの製作日記です)
桜の丸太を自然乾燥後に輪切りにし、大きめにくり抜き乾燥室で半年程乾燥させた状態から紹介します。
乾燥室では24時間温湿度を管理した低温乾燥室で乾燥させます。一般的な乾燥室は蒸気や熱を使い70°以上の高温で乾燥させるため1週間程度で乾燥終了しますが、高温で乾燥さると木の繊維、細胞組織への悪影響、変色等があるので、Mdrumsでは乾燥にもこだわり、常温で湿度を落とし約半年をかけじっくりと乾燥させます。
低温乾燥室で数か月乾燥させたものを一度外へ出し、外側を数ミリカット後に内側も数ミリ削り再度乾燥室へを数回繰り返し、徐々に中の芯までしっかり乾燥させます。
乾燥中は重さ、直径、深さ、含水率をチェックしており、あたかも理科の実験をしているような錯覚を覚えます。
桜は非常にヒビが入りやすく、他の材に比べかなりシビアです。桃ちゃんは乾燥の最終段階で、規定の含水率になるまで根気よく待ちます。
