その日、夫の修造は、目を覚ましませんでした。
揺り起こしても、何をしても起きません。
救急車を呼ぶのは初めての経験でした。
救急のオペレーターの方は、おだやか、的確、丁寧に
「状況を伺いながら、同時に救急車を手配しています。電話を切らずに、私と話し続けてください。
こうやって話している間にも、救急車が向かっています、安心してください。」
緊急時、パニック状態の電話相手に、状況確認、手配、励ましを同時を的確に対応できる、
その手腕は、さすが、見事なプロのお仕事でした。
オペレーターの方と電話応対中に、救急車が到着。
パトカーも一緒なのは、多分、医療麻薬を大量に摂取しているからだと思われます。
制服姿の一団が寝室に入ってくるなり、修造は目を開け「な、何?」
そのまま病院に運ばれて、入院.。
腎臓機能が落ちた修造には、使用中の薬は禁忌だったということが判明。
腎臓で分解されるタイプの薬は、高濃度となりすぎ、
永遠の眠りにつくはめになるのです。
その日は平日だったので、電話で上司に状況を連絡。
「家族最優先、仕事は二の次でOK」 との、ありがたい言葉を承る。
私の上司も見事なプロフェッショナル。