あさ市桃土器にご来店のみなさま、ありがとうございました。
10月27日は天気に恵まれて、路上でジャズが心地よく響くなか、
隣りのからあげと向かいのパン屋に挟まれて
とても良い気分で出店することができました。
予想外にいろんな方々とお話できたことが、とても嬉しかったです。
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そんなあさ市の楽しい余韻を心に残しつつ、
昨日は、「古道具、その行き先」を見に松濤美術館へ。
前から独特な雰囲気が大好きな美術館。
入ってすぐ、部屋の雰囲気にのまれた。
ちょうど入った時、顔のすぐ右側にかけられていた割れた青い皿の破片に気付いて、
そこに描かれた動物がたまらなく魅力的なのに驚いた。
欠けた作品の醸し出す独特の存在感をまとっていた。
左側にはよくわからない大きな茶色い袋がぶら下がっていて、
その先にはペルーの人形やら、ナスカ文化の布やら硝子杯やら。
どれも褪せていたり、かけていたり、汚れていたり。
全盛期の姿を見せているものはどこにもない。
壁に立てかけられたリネンの布模様の木製ドアを
ギギーッ・・・と開ける自分がなぜか頭に浮かんだ。
完全に色の褪せたはげちゃびんの木馬の瞳のやさしさに見入ってしまう。
ここはまるでイメージを想起させるおもちゃ箱のようだ。
でもただのおもちゃ箱なんじゃない、確実にだれかが、ひとつひとつ大好きなものを
丁寧に集めたおもちゃ箱。
おじいちゃんの封筒が壁に列をなして規則正しく並んでいる。
シンプルな薄い色の封筒の中で、ところどころにチェックの封筒、黒い封筒。
いつまでも眺め渡してしまう。
欠けたパーツが合わさって、ひとつの世界を作っている。
それぞれ世界のまったく関連性のない場所で、まったく異なる使い方をされていたものたち。
だけど、どうしてこんなにきれいに響きあうのだろう。
なぜこんなにも頭の奥の眠った部分をやさしくつつくのだろう。
そんなたまらなく魅力的で、調和が美しい展示でした。
11月25日まで。
ぜひ、訪れてみてください。

