シーツの波間から

聞こえる秘密の音色




少しも君を取りこぼすことがないように



抱いた腕に力を入れるけれど




もはや君は僕のことなんて置いてけぼり

 



なのに「もっと」って欲しがってる 



これ以上



これ以上まだ欲しいの?







君を壊していいのなら



2人の境目がなくなる瞬間に



叫んで叫んで



そらもう一回




暗がりに映える

白い君の喉仏



獣みたいに吠えなよ、


僕が全部吸収してあげるから




目と目の奥でかち合う約束

波のリズムに突き上げられて




君が行きたいところ


連れてくよ