ある程度投げ付けた所で、旦那から物凄く久し振りに電話が掛かってきました。
「嘘吐いてて、ごめん!」
…私は、電話に出たら、旦那がそう言ってくれるものだと思い、掛かってきた電話に出ました。
…ですが、受話器越しから聞こえた旦那の言葉は衝撃でした。
旦那「話、終わった?…で??」
私『え…何それ…。1年以上、ずっと私に嘘吐いてたんだね。全部わかっちゃったよ?』
旦那『…全部って??』
私「だから、全部だよ。仕事はきちんとしてるけど、日々の残業は月10時間以内に収まっているし、休日出勤もこの1年間で、本人が希望した1日だけしか出ていないって…。私の事、ずっと騙してたんだね…」
旦那『…』
私「今、何処に居るの…?」
旦那『前職場の先輩の家でお世話になってる。』
私「貴方が言ってる人の名前を伝えたけど、貴方の上司が首を傾げて、そんな人、居ないって言っていたよ。誰にお世話になってるの?本当は何処に居るの??」
私は完全に疑心暗鬼になっており、旦那の口から出ている言葉が虚言にしか聞こえません。
信頼していた分、悲しい気持ち、悔しい気持ち、怒りが込み上げて止まらず、混乱している私に、旦那は、
旦那『とりあえず、貴女とは1対1で話は出来ません。間に義父を挟んで貰えるのであれば、日を決めて話しに帰ります。』
何を言っているのか、最早意味が不明過ぎました。
旦那は頭がおかしくなったのではないか。
一昨年夏から、給与口座のお金の動きがおかしくなってる事に気付いて、カードの支払いもボーナス全て使い切らなければ支払えない程になり、息子の為の貯金まで切り崩してカードの支払いをして、その後、秋には家庭にお金を一切入れなくなった上、今年の夏には家を出て行き、家に帰って来ない…それなのに、会社側に問えば、変わらず仕事は毎日通っている。勤務態度も勤勉で、変わりないという…
正直、何が起こっているのか、理解が出来ませんでした。
…が、どんなにおかしな提案でも、旦那に会えないよりはずっと良い。
こんなに心配なのに、彼の身に何が起こっているのか、分かってあげられていない事の方が余程怖い。
そう考え、「分かりました。」と言って電話を切りました。