介護士として働いている女性の中には、妊娠後にすぐに休職をせずにギリギリまで仕事を続ける人も少なくありません。
妊娠期間中に仕事をするのは肉体的負担が大きいように感じますが、得られるメリットがたくさんあります。
その一つが収入の確保です。

日本では出産や育児を理由に休職してしまうと、正規の給料を受け取ることはできません。
その代わり、一時金や手当という形でお金が支払われますが、貰える金額は正規の5割から7割程度だといわれています。
そのため、休職期間が長くなれば生活が厳しくなってしまうのは否めません。
しかし、体調を考慮しながらギリギリまで仕事を続けると、それまで通りの生活水準を維持することができるのです。

また、医療業界と並んで離職率が高いといわれる介護業界は、日常的にスタッフの入れ替わりが珍しくありません。
妊娠や出産で休職している期間が長引くと、一緒に働いていたスタッフが辞めてしまい、復職したらまったく違う顔ぶれになっていることは良くある話です。
ですが、そのような場合は一から人間関係を築いていかなければならなくなってしまうので、休職期間を最小限に留めることができれば、人の入れ替わりによって生じる疎外感というリスクが減らせます。

妊娠や出産による休職はやむを得ないことです。
とはいえ、介護現場は人手不足に悩まされているので、妊娠期間中も可能な限り現場に出て、やる気を見せるようにすれば、上司や周囲の人からの印象は良くなり、復職もスムーズに行えるようになるでしょう。
こちらのサイト<http://ninpu-kaigoshi.com>には、妊娠後も介護の仕事を続けていくためのヒントがいくつも載っているので、ぜひ併せて読んでおくと勉強になりますよ。