食べたいものについて

食べ物への明確か欲求が最近起こらないなと思う。
学生の頃は何かしら常に食べたいものやりたいこと行きたいとこがぱっと思い浮かんで多少遠かろうが手間がかかろうが不言実行の速さで欲求を満たしていた。今年で28になる。子どもは２歳児が１人、そろそろ２人目も考えようか。毎日少し遠い未来の自分と家族に想いを馳せては生活をやり過ごしている。今を蔑ろにしているツケが、どういうわけか食欲に出ている。

食べたいものがないついでに多少は身体も引き締まればいいのだが、年末年始についた脂肪が悲しいかな定着してしまって妊娠期を除けば人生最大の体重で腹をぶりんぶりん言わせている。何か適当に口に放り込んでいるから、却ってぶりんぶりんを育ててしまっているのかもしれない。これはいかんね。

というわけで食べたいものを考える、というか思い出したいなという気持ちに至った。どうせぶりんぶりんするなら自分自身が納得した素材で立派にぶりんぶりんしたいのだ。今の私の腹はまったく尊厳のないただのぶりんぶりんだ。

私は、私は私を愛したいよ。息子を抱きかかえる屈強な肩と腕。息子をどこでも連れて行く筋が太くかつマッチョな脚。授乳の終わったしなびたぱいぱい。いずれも息子を育てる私が手に入れた愛しき私だ。ただ腹だけが、息子を大切にすることに四肢と乳を投げ出しきた代償に、虚しさでぶりんぶりんしているのだ。この空洞(いや脂肪なんだけども)に私は私を詰め直していくことを大切にしたい。



という気持ちでブログ始めました。
書き始めたら良い感じにカツ丼食いたくなったので案外この選択肢は間違ってないかも知れません。あとすげー濃い抹茶ラテ。よろしくお願いします。