瞼を閉じる



そこには海の女神が横たわり


僕を遠くから見ているような気がした




ちいさな くるしみ は



一粒のまあるい光の珠につつまれた





それと同時に 



ある朝の肌寒い日のことを思い出した






右手には透き通った緑色のコップ



左手にはオレンジ色の色鉛筆





僕は一体何をしていたのだろう







かなしみには  2つの喜びがある



かなしみは ちいさな よろこびが隠れている





小さくてキラキラの雨をコップに入れたら




オレンジ色の色鉛筆でお花を描く



もう一度瞼を深く閉じて