もしもIQ190のイケメンが幻想入りしたら

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勇義たちに死ぬほど呑まされた後、僕は萃香の家で萃香と一緒に寝ていたんだ。
ある朝僕が目覚めると、萃香が何かの支度をしてた。


奏香「ん…萃香ぁ?」


萃香「お、目が覚めたねぇ、おはよう」


寝呆けて全く頭が回らない僕だったけど、萃香はそんな僕の頬を優しく撫でて微笑んだ。


奏香「おはよ、出かけるの?」


萃香「そうさ、奏香も支度しな」


奏香「んぁい…」


支度を終えた僕は萃香と一緒に地上の小さな丘に来た。


萃香「相変わらずいい景色だね」


奏香「いいねぇ…ん?」


僕は背後に何かの気配を感じたが、振り返っても誰もいなかった。


奏香「風かな…」


しかし、萃香は気付いていた。


?「ンゴッ!」


何やら鈍い音と共に聞き覚えのある声が聞こえた。


萃香「あんたも落ちたもんだね、最速と歌われていた天狗も今やこの程度の速さしか出せないのかい?」


気が付くと萃香の足元には見事なまでに伸びきった文がいた。萃香が左腕を伸ばしているところを見ると…行き先を見切られてラリアットでもくらったのかな。


文「さ、流石は鬼さま…結構なお腕で…素晴らしい一撃でした…」


萃香「これでも手加減したよ、まぁ座りな」


文「し、失礼します…」


萃香が文にお説教でもするのかな…僕はどうすればいいんだろ…。


萃香「あんた山から鬼が去ったからって少し怠けてるんじゃないのかい?」


文「は、はい…萃香さんや勇義さんたちが山を離れてからというもの…河童は自由奔放になって、天狗達は動くことを少しずつ拒み始めました。中には大天狗様に下剋上を仕掛ける者も現れる有様で…」


奏香「荒れてるなぁ…」


萃香「全く…新しい山の主は何をしてるんだろうね」


文「頂上の神社の方々は我々天狗や河童に令を出さないので、それも山の治安が悪くなった原因の一つかと…」


萃香「全く…これじゃ適ったもんじゃないね…」


奏香「よくわかんないけど、とりあえず妖怪の山が大変なんだね」


文「はい…あの、失礼ですがどなたでしょうか?私でさえ見覚えの無い鬼がいらっしゃったなんて」


そっか、転成してからまだ文と会って無かったっけ。萃香にやたらペコペコしてるし…鬼は山の支配者だったって言ってたし…やっぱり天狗は地底には来ないのか。


奏香「僕は波月奏香、元桃勝俊だよ」


文「し、俊さん!?鬼に成ったんですか!?」


奏香「そだよぉ」


文「はぁ…これからは俊さんも上司なんですね…」


奏香「奏香だよ!」


萃香「さて、文に一つ頼みたいことがあるんだ」


文「な、なんでしょうか…?」


萃香「奏香と素手で一戦してやってくれないか?」


奏香「えっ、闘うの?」


文「そそそんなの私に地面に埋まれと言っているようなもんじゃないですか!!」


萃香「本当に埋めてあげようか?」


文「ひいぃーやります闘いますよぉ」


よくわかんないけど萃香は僕に闘いをさせたいみたい。鬼になった僕がどの程度の強さか確かめたいのかな。この感じだと修行とか付けられるんだろうなぁ…怖い。


文「お、お手柔らかにお願いします」


萃香「奏香、全力で行くんだよ、全身の力を拳に込める気持ちで相手の前半身と顔を狙うんだ」


奏香「なんか…ごめんね、文」


文「私の人生はここまでです…」


萃香「文!ビビって固まるんじゃないよ、確り避けなきゃ死ぬからね!」


文「ひいいぃぃ!が、がんばります」


奏香「あはは…」


萃香「先手必勝、バトル開始だ!」


萃香が言いたいことは…とりあえず僕は攻撃をまともに当てれば一発で終わるから集中しろってことか…。とはいえ、相手は最速の文だ…ここは得意の心理戦で相手の道筋を…詠む!


奏香「まずは…脇腹っ!」


文「あひゃー!」


上に逃げた…股は閉じていて両手が自由…なら!


奏香「はぁっ!」


文「危ない!」


予想通り、次は顔!


奏香「そこっ!」


文「あやっ!」


流石の回避力だね、でも…


奏香「バレバレだよ」


文「あやや!?」


奏香「脚ゲット、ケガしないようにね!」


萃香「決まったね」


奏香「ぺちゃんこにしてやる♪」


文「まだ死にたくないいぃぃ!!」


奏香「なぁんてねっ♪」


文「あややや…」


僕は文を地面に叩きつけると見せかけてちゃっかり文を抱えて着地した。


萃香「流石だね、速さが無くとも予測による早さがあれば攻撃は当たる」


文「やっぱり鬼さまには勝てないんですよぉ天狗はぁ…」


奏香「お疲れさま、文」


文「お、お疲れ様です…」


萃香「命拾いしたねぇ文ぁ、もうこんなことになりたくないなら山の天狗どもに精進するように言っておくんだよ」


文「は、はいっ!」


奏香「ごめんね文、恐い思いさせちゃって」


文「私が萃香さんに見つかったのがいけないんです、これからはより速さを研かないといけませんね」


奏香「応援してるよ、自信がついたらまた勝負しようね」


文「それは自殺行為なので遠慮しておきます」


奏香「そ、そっか…あはは…」


萃香「文、もう行っていいよ」


文「はい、あっでもまだ本題が」


萃香「何だい?あたしがここに来るのは不自然じゃないだろ、それとも何かあったのかい?」


文「俊さんが見つかって丁度よかったです、霊夢さんが寂しがっていたので連れていって差し上げようかと」


あっ、そういや当分会ってないっけ…僕がいなきゃ食事もろくに取らないからなぁ…あ、チューリップの様子も見に行かなきゃ、今日は博麗神社に行かないとな。


奏香「そうだね、霊夢が寂しがってるのに僕がのんびり日向ぼっこなんて…」


萃香「ならあたしは地底へ行ってるよ」


奏香「うん、行って来る」


文「私がひとっ飛びで送りますよ」


奏香「ありがと」


こうして僕は数日ぶりに霊夢と会うことになった。
霊夢は人間の女の子だから萃香みたいなことにはならないだろうけど、僕がこんなに変わっちゃったことをどう思ってるんだろう…。
とりあえず会って話してみよう。


--------------完--------------