週明け突然の卒業報告からその週末の卒業ライブ。
そして芸能界からの引退。
発表からたった一週間でファンはももクロの有安杏果を追いかけることが叶わなくなります。
このあまりに唐突で無情な別れは僕に「死」を連想させます。
どれだけ大切に思っていてもどれだけ必要不可欠であったとしても誰もがある日を境にこの世を去っていきます。
残された側は、もう呼びかけることすら叶いません。
有安杏果の突然の卒業報告は、もう二度とももクロとしての有安杏果に会えないという意味で別れという弱められた死を感じさせるのです。
でもこうも思うのです。
今日でももクロの有安杏果と別れとなりますが、あの子はきっと今日のような抜けるような青空の下、僕の知らないどこかできっと元気に笑っているだろうと。
生きていてくれさえすればそれで良いと思います。
彼女の身勝手とも思えるこの卒業劇に憤っている人も深い悲しみの中にいる人もいるでしょう。
でも今は一旦怒りの矛先をおさめ、別れを惜しみましょう。
怒りも悲しみも時間が解決してくれます。
今は無理でもそのうちいつか笑って彼女のことを話せる日が来るはずです。
間も無くライブが始まります。