ワンワールド待望の関空発深夜便ヨーロッパ行き
関空から深夜にヨーロッパ方面に行く便として,4月からスタートしたFINNAIR AY68/67
※JL6808/JL6809としてJALがコードシェアしております.
取得した航空券
今回は,こちらのチケットを取りました.
<「JAL Saver X-2JB」>(ビジネスクラス)
設定期間:2019年05月10日~2019年07月31日(日本ご出発分)大阪発 ヘルシンキ行き
350,000円~日本発着国際区間は
JL6908/JL6909/JL7078/JL7079便
のご利用に限ります。搭乗区間マイルの125%がたまります!(予約クラス/X)
有効期間/5日~1カ月
だいたい通常よりは10万くらい安い感じです.
JALのシステムにおいては,予約クラスXだと最初通路側/窓側の指定しかできません.
また,予約のときに一度席を決めてしまうと,変更ができません...
↑一ヶ月前になったら座席指定が解禁されました.
※変更が受理されたあと確認してももとのまま・・
また,Finairの方でも変更はできないようです.
ご飯の事前指定はできないです.
シェフの一皿.トナカイ肉が食べたかった...
なぜ,深夜便限定で安かったのでしょうか.
その理由を考えます.
機材
A330-300です.
A350-900で運用されている他のフィンエアーの便より古く,見劣りします.
深夜便って寝ることが非常に重要だと思うんです.
寝るときには,A350やB787の湿度維持って非常に良くて,それがないのはちょっと残念.
ビジネスクラスのシート的にもA350の方が良さそうでした.
席で換算すると一列あたり1席分A350の方が少ないです.
ただ,実際に乗ってみるとB777くらいには快適だったと思います!
まぁまぁディスプレイもきれいだったし,機外モニタも楽しめました.
まぁまぁディスプレイもきれいだったし,機外モニタも楽しめました.
・・・・途中一斉リブートかかったけどね
ヘルシンキ乗り換えによる荷物の犠牲
ヘルシンキで乗り換えるということ自体は,非常に便利です.コンパクトで乗り換え時間短いし.
工事が終わればもっと便利な空港になるのでしょう.
ロストバゲージも発生しにくいと思います.
荷物の扱いはどうでしょう.
以前,ある人から聞いた話なんですけど,
「ヘルシンキ経由では荷物を預けると絶対壊されて出てくる」のだと.
まじかよ.と思ったら去年自分も破壊されました.
もし,他の人もそうであれば,
もうちょっとヘルシンキヴァンター空港の職員はスーツケースの扱いには気をつけるべき?
割れ物注意のタグだけはつけておいて損はないです.
深夜便往復のメリット・デメリット
行きは有用,でも帰りは?
スケジュールは以下の通り.
往路 AY68:出発 1:25 到着 5:40
復路 AY67:出発 0:45 到着 16:25
AY68については,到着後すぐに次の乗り継ぎ便に乗り換えることもできるし,
フィンランドでたくさん遊ぶこともできそうです.
※ただし,乗り継ぎがビジネスクラスで取れるかどうかは別問題です・・
A350で運用するJL6803/AY78 は午前出発ですから,日本国内での乗り継ぎが難しくなってきます(大阪前乗り).
朝早く起きなくても良いこともあり,これについては非常に良い運用だと思います.
復路に関しては・・・どうでしょう.
午前中までヨーロッパ内で遊ぶのであれば,有用かもしれません.
ただ,到着時間を考えるとかなり意味が薄い.
特に,乗り継ぎにおいては,
(伊丹への移動を含めて)いくつかの行き先では移動が翌日に持ち越してしまいます.
(伊丹への移動を含めて)いくつかの行き先では移動が翌日に持ち越してしまいます.
A350で運行する JL6802/AY77であれば,17:20に出発し, 08:55に到着するわけですから,
こっちのほうがよっぽど効率よく動くことができます...
りんくうの湯が無料
実はフィンエアーの深夜便には以下のサービスがあります.
- キャンペーン期間:2019年10月26日まで
- 対象施設:岩塩温泉りんくうの湯
- キャンペーンに含まれるもの:入浴料、レンタルタオル料
- 対象となるお客様:AY068便および日本航空のコードシェア便JL6909便(関西―ヘルシンキ)ご利用のお客様
- AY068便およびJL6909便の搭乗日前日にのみご利用いただけます。(復路便でご到着時にはご利用いただけません。)
関空のラウンジの問題点は"シャワールームがないこと"ですよね.
*シャワーは600円払えば使える場所はあります(タオル別料金)
それで(かどうかわかりませんが)
深夜便に必要なシャワーをりんくうの湯でということのように思います.
交通の便はどうでしょうか.となりの駅まで行く労力はどうでしょうか.
これは,ちょっとむずかしいと思いました.
りんくうタウンから歩いて10分.
22時すぎるとそこまで電車の本数があるわけでもなくて,
橋渡るのに5分.
天候不良時とかいつ橋が閉鎖されるかわからないなかだと,
橋の往復はリスキーかなとも思いました.
ラウンジ
関空のラウンジについてはラウンジ飛鳥,
ヘルシンキはフィンエアーラウンジが使えます.
※搭乗券にはラウンジパシフィックと書いてありますが,
深夜便にかぎってなのか,案内はラウンジ飛鳥ですし,
ラウンジパシフィックは多分営業時間外です
ラウンジ飛鳥はボロいっす.
電源確保もちょっと難しい感じ.
あとチキンが凍ってます()
フィンエアーラウンジはよく混むラウンジと言われていますが,
往路は早朝につくため6時半くらいまではとても空いています.
※ただし,入国審査も空いているので厳しいです(笑)
ヘルシンキの空港のラーメンはやっていない
1年経ったらとても改装が進んでいました.
びっくり
関空の深夜
関空の夜中は,圧倒的に店が閉まってます.
24時間空港なのに・・・
例えば,wifiは22:00とか22:30にはすべてのカウンターが閉まります.
そうなると例えば,wifiレンタルのために一度関空にいってからりんくうの湯に戻るのは,
かなり時間かかるイメージです,
為替は半分くらいが営業.
制限エリア内も軒並み営業終了.これはよくない.
ラウンジが使えれば使うべきです.やっているラウンジは限られていますけどね.
あとは,ATMの営業時間.日曜〜月曜にかけての深夜に出発のときには特に注意です.
※ATMがあっても引き出せない場合がある
景色
深夜便は景色が期待できないかとおもいましたが,
AY68の夏に関しては日の出を見ながら着陸できてとても良いです.
まとめ
安いは安いなりの理由があったんだなぁという感想です.
実際,AY68はガラガラでした.ビジネスは半分埋まっているくらい.
ちなみに,フィンエアーにはPY(プレミアムエコノミークラス)という概念がありません.
しかしエコノミーコンフォート というシートがあります.
あくまでもエコノミーで,追加料金を払うという位置づけです.
JLコードシェア便でエコノミーのチケットを取ると,
事前にコンフォートに変更ができません.
また,JLコードシェア便のPY設定でこのエコノミーコンフォートは使えません.
JGC修行僧としてはどうにかしていただければいいなぁというところ.
ただ,当日空いていればアップグレードができるようでした.
※予約クラスは変わらないと思われます.