「すくってごらん」
夏菜子ちゃんがヒロインだというのはもちろんなんだけど、映画が思いのほか楽しかったんで、いまさら感はあるんですが、聖地巡礼に行ってきました。
行くにあたってとりあえず下調べをすることに・・・
紅燈屋を含めた家並みはもちろんだけど、色々と行ってみたいところが盛りだくさんあるな~
ピアノを弾いていた蔵・Ranchu・夏祭りの舞台・銀行・夜景スポット・田園風景・・・
紅燈屋の装飾は市の施設に展示してあるようだし、白いピアノは温泉施設にあるらしい。
ゆっくり映画の世界感に浸りたい場所が沢山あります。
橿原市でスタンプラリーもやってて盛り上げてくれてるんで、そこも押さえておきたいし・・・
ただ調べていくと、すべては1日ではとても回り切れないので、泣く泣く取捨選択することにしました。
もともと聖地巡礼は夏ごろに行く予定でした。
映画の設定が夏の雰囲気なんでね。
でも展示物とかが4/12までとのことなので、なんか居ても立っても居られない気分に・・・
ふと思ったのが、「別に行くのは何回行ってもいいじゃん」 ってこと!
ということで、とりあえず車を走らせること2時間余りで奈良県橿原市へ 
まず最初に行ったのが銀行
これはスタジオのセットではなくロケだったとのことで、「JAならけん御所大正支店」という銀行なんだけど、情報によると、ATMのみ使用可だけど、もう現在は閉店してるとのことでした。
映画ではレトロな雰囲気だったから、ちょうどよかったんでしょうね。
で現地に行くと、ほとんど廃墟 
しっかり目張りされていて中は伺い知れず、映画の面影はありませんでした。
この銀行は、映画のシーンではかなりの尺を取ってたんで、ちょっと残念でしたね。

巡礼は始まったばかり。 気を取り直して今井町に向かいます。
今井町はロケの中心地だったので自然とテンションが上がってきます。
向かった先は「今井町まちなみ交流センター」
ここの駐車場に車を止めて今井町の散策を開始!
ここには、映画で使用されたセットなどがたくさん展示されているとのこと。
中に入ると、まず目を引くのが紅燈屋関連の装飾の数々。
紅燈屋の看板や提灯・・・・


「あ~ 自分はこれが見たかったんだよな~」
映画の幻想的な場面が脳裏に浮かんできます。
そして窓際に見つけました! 夏菜子ちゃんが暖簾をくぐる場面のあの暖簾です!!

「お兄さん! こっち!!」

脳内で勝手に声が聞こえて、思わずニヤけてしまいます。
だって赤推しですから 


展示物は触っちゃいけないので触れませんでしたが (もちろんくぐれません)、
なんか嬉しかったなぁ~
Ranchuの看板なんかもここにありましたね。

もし、聖地巡礼に行かれる方がありましたら、まずここは外せないと思います。
赤い幻想の世界にずっと浸っていたいんですが、そうもいかず・・・
今井町の街並みへ入っていきます。
まずは睦月さんへ
ここの2階は香芝の下宿先という設定でした。

そして、ここ周辺が多くの撮影場所だったので、睦月さんに映画関連のグッズが展示してあります。
展示数は小ぶりで机一つ分ぐらいなんですが、非常に貴重なものばかりでした。
自分が特に気に入ったのは、主要なキャストのサインが入った台本と、ロケの時間割表です。
ここがロケの中心場所の一つだったことが伺い知れますね。


2階の下宿先は、中は見せてもらえせんので家の外から見させてもらいました。
そして映画中に出てきた猫ちゃんもこの家の猫でした。(ココちゃん)

もうひとつ睦月さんで楽しみにしていたこと。
それは夏菜子ちゃんも絶賛していたというティラミスです。
あっという間に完売になるということでしたので、開店直後の12時30分に入店。
「昼飯食べてないけどティラミスは絶対に食べよう」と思っていたら、お昼ご飯があるとのこと。
(毎日は出してないそうです)
「それなら」とまずはランチを注文。

「うん美味しいわ」と思って箸を進めていくと、あるものを見つけてちょっとビックリ。
胡麻豆腐です。
で女性オーナーさんに聞いてみると、やっぱり自家製胡麻豆腐です。
オーナーさんは謙遜してましたが、ランチで手製胡麻豆腐を出すお店はカフェと言わないと思いますよ。
と同時に、お値段がちょっと不安に・・・
でもあっという間に完食して本命のティラミスです。

パクッと一口、美味しさが伝わってきます。 さらに中から出てきた餡子も美味しい。
食べても食べても味わい深い和風アレンジのティラミスです。
これは確かに絶品でした。
睦月のティラミスはお薦めです!
お腹も膨れたところで、睦月のオーナーさんに撮影時のお話をいろいろお聞きして大満足でお店を後にしました。
ちなみに映画の鑑賞チケを持って行くと割引してくれます。
さてここからは今井町の街並みを散策します。
まずは睦月周辺を・・・
それは突然目の前に現れました。
今回の聖地巡礼で唯一、今のまま映画の雰囲気そのものの場所でした。
どうしても見たかった所、ピアノ演奏していた蔵です。
思わず立ちすくんでしまいました。 すごく感動しましたね。
中は当然入れませんが・・・ いいんです見られただけで!!

そして目と鼻の先にあるのが米谷家前です。
ここは香芝が「なんだー」って叫んでた場面だったり、キャリーバッグを引いて歩いてたりと、映画で何回か登場してた場所です。


さらにはあの金魚のマンホールもここにありました。
大和郡山市の刻印がありますけどね(汗)

香芝になった気分で(笑)一通り歩き回った後で、今井町のもう一つの撮影拠点である、紅燈屋の設定の場所、旧西町生活広場に向かいます。
ここは情報通りでした。
内覧が自由に出来ると聞いていましたが、あの紅燈屋の雰囲気は全然ありませんでしたね。
もちろん、「ここら辺に金魚鉢があったよな」「この辺りに暖簾や座布団があって」とか、外観は「ここに赤い提灯と看板だっけ」と、脳内で映画を思い出しながら、さらには先程見てきた交流センターの紅燈屋の装飾を思い浮かべながら、まったりと過ごしていました。



そしてこの辺りの道も映画ではよく出てきた場所です。

香芝と吉乃のやり取りが多くて、夜の撮影ということもあって幻想的な場面が多かった気がします。
当たり前なんでしょうけど、映画のロケに際し、それなりに街並みの景観に手が入っているようでした。
ポストやプランター等の余分なものは引っ込めて、映画用に飾り付けの赤い街燈を付けたりしていたようです。
でもさらに映画の世界観に近づくには、夜の今井町に来る必要がありますね。
さらに今井町にはもう一カ所、行きたい場所が・・・
いや今井町にあるかどうかはわからないけど、たぶん今井町にあるんじゃないかと思う場所、それはRanchuです。
十分な下調べもせずに奈良に行った自分は、まず交流センターで聞いてみましたが、Ranchuそのものを知らないみたい。
いやいや・・・ ここに看板があるんですけどねぇ
応対してくれた人は、実は映画をろくに見てないんでしょうね。
自分が聖地巡礼したのは平日だったし、映画館のロードショーが終演してる所も出てる時期だったので、観光客のような人に出会うことが本当に少なく、聞くにも聞けないでいました
そしたら、運よく睦月で一緒だった人で詳しい人がいました。
今井町から外れたところに、ジヤズ喫茶があってそこが撮影場所だったとのこと。
ただ、映画中で出てくる店舗の入り口は、そことは場所が違うけど何処かは判らないらしい。
いえいえ親切に教えていただきありがとうございます!
まあまあ歩いて行ける距離なので、さっそく行ってみました。
残念なことに営業時間外のようでシャッターが下りています。
外観のみしか見れませんが、よく見ると、道路沿いの四角いタイル状の窓に映画での面影がありました。

Ranchuは、映画でかなりの尺を取ってた場所でした。
次回聖地に来るときは営業時間に来て中に入りたいと思います。
さて今井町を後にしてここからは車で大移動。
まずは夜景スポットの設定だった奥山ドライブウエイに。
奈良の中心地?をひたすら北に走ります。
情報によると、聖地の場所は高円山コースの展望台とのこと。
料金所のゲートに到着して、往復の料金を支払います。
その時についでに聞いてみました。
「ここは18:30までってことだけど、それ以降に取り残されたらどうしたらいいんですか?」
そりゃ聞くでしょ。 だって撮影は夜景だったじゃないですか。 (笑)
そしたらあまり大っぴらに言えない方法を教えてくれました。 (内緒です)
撮影は、このコースの終点までは行かずに途中の展望台で行われたようです。
でも実際に現地に行って降り立ってみると、なんかちょっと違う?
2年近く経過してるし昼間だったから、木の茂り方とか若干景色は違って当たり前なんでしょうけど・・・
念のためにということで、展望台からもっと下に戻ったところにある場所で、車から降りてみました。

「街並みの高さや雰囲気とか、こっちで撮影が行われたんじゃないのかな?」
たぶんそうです。
この中間地点のこじんまりした駐車場みたいなところが聖地だと思います。
家に帰ってから動画サイトのプロモビデオと、自分のスマホの画像を見比べて思いを強くしました。
決め手は柵の作りです。
そしてここからまた一般道を20km以上走ることになりました。
映画のクライマックスシーンの撮影が行われた、夏祭りの現場の神社に向かいます。
ちょっと小高く、周りに住宅の無いところにそこはありました。
すごく雰囲気のある神社です。

金魚すくい対決をした、あの六角形の水槽と大きな四角の赤い土台がまだ展示してありました。


今回の聖地巡礼では、地元以外の人にほとんど会うことはなかったですが、ここでは本当に周りに誰もいない中、ただっ広い場所に自分ひとりです。
映画では蝉の声が聞こえていましたが、今はウグイスのさえずりが聞こえます。
おかげでゆっくりと映画の余韻に浸ることが出来ました。
そして聖地巡礼も最後の場所、温泉施設「あきののゆ」です。
というか場所は映画には関係ないんですが、そこに置いてある物が重要です。
Ranchuと夏祭りのシーンで何度も登場した、あの白いピアノです。
今回の映画ではポイントとなる事っていくつもあると思いますが、そのなかでもこのピアノが登場するシーンはとても記憶に残っていました。
なので、どうしても実際に見たかったんですね。
事前に電話で問い合わせしたところ、「施設の入館料は不要でご覧いただけます」とのことでしたので、お言葉に甘えることにしました。
コロナ禍とかが無ければ、ゆっくりしていきたかったですね。
実際のピアノはわりと小さく感じましたが、「すくってごらん」の装飾の効果もあってか、なんだか近くにいて眺めてるだけで、うれしくなってニヤけてきます。

本当に実物を見たかったので、来てよかったな~ 
このピアノが見れなくなるのが名残惜しかった自分は、受付のかたに聞いてみました。
「ピアノはいつまで展示されるんですか?」
すると、受付のかたから意味不明の返答が返ってきました。
ちょっとやり取りがあって、やっと自分は理解できました。
このピアノ、元々この温泉施設の備品なんだそうです。
そりゃあ、いつまで置いてあるのかって言われりゃ返答に困りますよねぇ。
なんだかホッとしました。
映画のセットとか街を挙げての盛り上がりとかは、しばらくすると姿を消してしまうと思います。
でも今井町の街並みと、このピアノは残り続けるんでしょうね。
名残惜しいですが聖地巡礼のプチ遠征も終わりです。
東名阪国道と東名阪自動車道を利用すること、2時間のエンドロール(笑)
夕暮れの中を自宅に帰ります。
車内BGMはもちろん、「赤い幻夜」
今回の遠征先一覧 (巡礼順)
08:30 自宅出発
11:00 JAならけん御所大正支店
香芝の勤務先銀行
12:00 今井町まちなみ交流センター
紅燈屋の装飾・Ranchu看板やチラシ・作品中の夏祭りポスターなどなど多数
12:30 カフェ睦月
ランチ・スイーツ・コーヒー
香芝の下宿先・猫・出演者サイン・台本・映画資料などなど
13:00 今井町街並み散策
映画内各場面・ピアノ演奏の蔵・金魚マンホール
旧西町生活広場 (紅燈屋)
14:30 音楽喫茶山
Ranchu
15:30 奈良奥山ドライブウエイ高円山コース(展望所)
夜景スポット
16:30 阿紀神社
夏祭りの舞台
17:00 あきののゆ
白いピアノ
19:30 帰宅
銀行と今井町は10kmなかったと思います。
今井町とドライブウエイが20kmはあるし、そこから神社までは今井町の反対側なのでさらに遠い。
ここの移動時間がかなりかかりました。
遠征順としては今井町を間に入れたほうがいいですか、睦月のランチやスイーツは即完売するらしいのでかなり時間管理が難しいです。
阿紀神社とあきののゆは2kmぐらいです。
行けなかった場所
金魚すくい道場
田園風景
心残り
夜の今井町街並み
夜の夜景スポット
音楽喫茶山の店内
場所が不明だった所
金魚が泳いでた用水
Ranchuの看板があった場所 (すくってごらんの円盤が出たら場所を確認できるかな?)
おはぎ (睦月のお手製?)
スイーツ自販機 (単純に探すの忘れてました)
ピアノ演奏の蔵 (外観と同じ場所じゃない噂が??)
映画の設定に合わせて夏にまた行きたいし、夜の街並みと夜景は見たいですね。
その時はノフ友さんとでもゆっくりとね!
映画は4回観に行ったけど、円盤が待ち遠しいな