今回は企業の採用業務を担当している方に向け、記事を書かせていただきます。
主に正社員採用よりもパート・アルバイト採用に役に立つ内容かと思いますが、
正社員の採用でも汎用が利く箇所もありますのでご一読、ご活用いただければ幸いです。
さて、採用面接を行う方とのお話の中で「面接のバックレをする人が多くて悩んでいる」という悩みを多く聞きます。
「そもそも、面接をバックレちゃうような人を採用しなくて済んだ」という意見もあります。
しかし、いまやLINEバイトを代表するようなチャットツールでもエントリーができ、採用まで実現できる時代です。
求職者からすれば簡単・手軽に就業先を選べる時代になりました。
その分、バックレしやすくなっていたり、一件の応募が軽くなっているのが実際かと思います。
そんな中でも人材不足のこのご時世、こちら側の対応(採用活動の入口)で防げるものがあれば実践したいところです。
ここでは、前提としての考え方や過去実際に採用ご担当者様に実践していただき成果のあったものをご紹介していきます。
▼求職者の目線に立つ
まず前提の考え方として、この「求職者の目線に立つ」という考え方が有効になってきます。
「求職者はなぜバックレを起こしてしまうのか」の理解をしておくことで先に打てる手立ても見えてきます。
面接バックレをした経験がある人にアンケートを取ると、
”自信がなくなった”
”面接にいくのが面倒になった”
”応募後のレスポンスが遅い”
”電話対応の印象が悪かった”
という回答が上位に来ます。
(余談ですが電車遅延に巻き込まれ、”行くのが面倒になった”、”もううからないとおもった”などもあります。)
これらは共通して、”求職者のエントリー意向が下がった状態になってしまった”といえます。
”各選考過程の接触後24時間以内に求職者に対し、なにかしらの連絡を入れている企業は採用がうまくいっている”
というデータもあります。
そこで上記の観点を踏まえて、求職者の意向を下げず、むしろ高める方法を考えてみます。
▼不安な点や質問はありませんか?と確認してみる
やはりこれは外せないでしょう。ダイレクトに不安を取り除く方法ですね。
求職者からすればこれから働く会社ですから知らないことや不安なことは1つでも払拭しておきたいところです。
▼面接前日のリマインドメール、前日電話による心の握り
「明日、弊社へお越しいただく経路は心配ありませんか?」
「近くの●●が目印です」
「近くの○○カフェまで迎えに行きますね!」
「明日お会いできるのを楽しみにしています!」
といった一言でもフォローがあれば求職者も安心です。
▼明日はお飲み物を用意してお待ちしております。コーヒーかお茶、どちらが良いですか?と聞いてみる
「明日はお飲み物をご用意してお待ちしております、どちらがよろしいですか?」
と一言加えてあげると、
「私の訪問を歓迎してくれているんだ」と感じます。
実際に求職者のバックレ率が20%改善したという結果もあります。
▼面接時間を見直す、所要時間を伝える
この方法は面接の時間をいつもより短縮してみたり、
直接求職者に面接前後の予定の有無を聞いてみたり、そもそも何分くらいの面接を予定しているか伝えてみるという方法です。
そこで求職者から「午後●時から家庭の事情がありまして…」
などレスポンスがあれば「では時間を短くしましょうか」など調整してあげられるとよいでしょう。
また求職者は複数の求人に応募していることが基本です。
「ウチだけ受けてください。」とは言えません。
そのため、スケジュールの中に自社の面接を組み込んでもらうことが有効な手立てになり得るのです。
「私に気を遣ってくれてるな」と思ってもらえるのはもちろん、
「効率よく企業を回れるな」と思ってもらえるなど、そのメリットは大きいです。
▼事前連絡時に「電車遅延などの不測の事態で遅れてしまう際は連絡を一報くだされば、遅れても大丈夫ですよ!」と伝えてみる
”ビジネスマンならどんな事情があっても面接に間に合うように行動するべき”という意見も非常にわかります。
しかし、電車遅延や不可抗力による遅刻の場合は寛大に対応してもよいのではないかと思います。
先ほど余談でお話ししたように電車遅延による遅刻で「もううからない」と自己完結してバックレてしまう求職者もいるのです。
その企業への入社意欲があるかないかの議論もありますが、その人が優秀な人材であった場合、採用機会損失にもなりかねません。
自社の社風や採用納期、目的によって検討してみてもよいのではないでしょうか。
ちなみに、実際に電車遅延などで連絡があった際は
「急がなくて結構なので、お気をつけてお越しくださいね」といえると尚良しかもしれません。
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いかがでしたでしょうか。
求職者の目線に立ち、さらには自分ならどうされたら嬉しいかの観点で求職者を思いやってあげるとよいかと思います。
今回ご紹介したこれら少しのひと手間で人材不足の社内に、
そして成長している社内に、仲間を迎え入れられるのであればそれは意義のある対策なのではないでしょうか。
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※そのほか、「友人と一緒に面接OKにする」「私服で面接OKにする」「履歴書は後からでOK、まずは会って話す」といった手法もありますが、今回の記事とはまた別のテーマの際に威力を発揮しますので、またの機会にお伝えさせていただきます。