辻村深月さんの小説『傲慢と善良』の中に、深く心に刺さる一節があります。

 

「ピンとこない、の正体は、その人が、自分につけている値段です。」

 

この言葉は、婚活というある種の“選び、選ばれる”場面において、私たちがどれだけ無意識に「自分の価値」を計っているかを鋭く突いています。

 

誰かとの出会いに対して「なんとなく違う」「悪くないけどピンとこない」と感じたとき、それは相手の問題ではなく、自分の中にある“自己評価”が反応しているのかもしれません。

 

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なぜ点数で評価してしまうのか?

婚活の場では、学歴、年収、見た目、家族構成、性格など、さまざまな項目が「スペック」として語られがちです。

 

そして、私たちはついその情報をもとに相手に点数をつけてしまいます。

 

「この人は年収も高いし、優しそう。85点くらいかな」 「悪くはないけど、見た目が好みじゃないから60点」

 

こんなふうに、まるでテストの採点のように人を評価する。

 

このとき、実はその採点の基準になっているのは、相手のスペックだけではなく、「自分は何点の人間であるか」という、無意識の自己評価です。

 

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自己評価が高い人ほど、他人を厳しく見る

人は自分が「90点」の人間だと思っていると、「同じかそれ以上の人とでなければ釣り合わない」と感じてしまいます。

 

結果、相手に少しでも欠点があると「ピンとこない」と判断し、次へ次へと理想を求めてしまう。

 

これは傲慢というより、防衛反応に近いものかもしれません。

 

「自分の価値を信じているからこそ、安売りしたくない」と思ってしまうのです。

 

一方で、自己評価が控えめな人は、相手に対しても寛容です。相手の足りない部分を許し、違いを「個性」として受け入れやすくなります。

 

点数で評価するよりも、「一緒に過ごしたときの心地よさ」や「価値観のフィット感」を大事にする傾向があります。

 

 

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点数ではなく“相性”に目を向ける

婚活での「ピンとこない」は、相手のスペックのせいではなく、自分の内側にある「理想像」とのズレであることがほとんどです。

 

そしてその理想像は、自分自身に対する評価から生まれているのです。

 

本当に大切なのは、相手の点数ではなく「その人と一緒にいるときの自分の在り方」です。

 

安心できるか、自然体でいられるか、笑い合えるか——それは数字では表せない価値です。

 

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婚活において、自分を知ることは何よりも大切です。

 

もし「ピンとこない」と感じる相手が続くなら、一度立ち止まって「自分がどれだけの点数を自分につけているのか」を見つめ直すのもいいかもしれません。

 

「理想の相手を探す旅」は、同時に「本当の自分と出会う旅」でもあるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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