皆さん、こんにちは
台風3号のニュースが…
皆さんお住まいの地域は大丈夫ですか?
先日、吹田市立博物館で「台風」について学びました。

平成29年度 企画展
「未曽有(みぞう)ノ猛(もう)台風(たいふう)、
襲(おそ)ヒタル~昭和9年室戸台風の記録」

室戸台風・・はじめて知りました
昭和9年(1934)9月21日に発生し、
近畿地方に大きな被害をもたらした台風。
最低気圧は、911.9ヘクトパスカル、
最大風速は、毎秒60m・・
●直撃前日(20日)
大阪は、弱い北東の風。
終日曇り空で、最高気温32度3分。
●台風発生(21日の午前)
→当時の中央気象台
「颱風襲來の前兆を思はしめたり」
→大阪測候所(そっこうじょ)
「風強かるべし大阪府管内を警戒す(=暴風警報)」
(※暴風警報が発令されたものの、
漁船・船舶・湾岸警備に向けて発せられたもので
市民には届いていなかったと考えられています。)
最低気圧や、最大風速と言われても
私には、何のことやらさっぱり・・
その被害の甚大さを示す資料がありました。
「無線の鉄塔」の写真です。
(エッフェル塔のようなイメージ)
高さ36mを超える鉄塔。
なんと・・直角に折れ曲がっていました。
かろうじて4本足で立っていましたが
お腹から頭にかけて急に角度を変え、
隣接する建物(風力台)に倒れ込んでいました。
すごくショックでした…
それだけ強い風が吹いたんだと…
室戸台風では、農作物や寺社仏閣、
工場など広範囲に被害が及びました。
特に大阪市や堺市等の湾岸・沿岸地域では
急激な高潮の襲来により、床上浸水の被害や、船舶などが陸に流れ着いたりもしたようです。
漁船が陸に押し上げられている写真も…
大桟橋も元の形をとどめないほど激しく損傷していました。
大阪のまちが一瞬にしてその姿を奪われたのです。
展示室には、わたし一人。
しんと静まりかえっているなかに、
粛々と展示されている当時の写真や資料。
当時の惨状を私に訴えかけてきました。
この台風は、現在の吹田市域にも被害を与えました。
とりわけ被害が大きかったのは「小学校」
大正12年の関東大震災以降、
校舎の耐震・耐火が課題でした。
ただ、まさかこんな大きな台風に見舞われるとは…
当時、校舎のほととんどは木造建築。
風に耐えうる構造ではなかったんですね。
そのため小学校などの学校施設で大きな被害が出ました。
(生徒をかばい犠牲となった女性教師の肖像も展示されていました)
室戸台風の被害を教訓に
・校舎は鉄筋コンクリ-ト造へ変更
・暴風警報が改正
・建築基準法が施行(風や水に負けない!)
といった変化があったよう。
そして、大阪港区にはこんな石碑が。

「水と闘い 水を治める」
台風が心配ですね…
明るい朝が来ますように。

大阪港にも。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
また更新します
佐藤 美佐子(みさ)