芝刈りは大家の責任か? | アメリカ不動産投資で楽ちんリタイアメント

芝刈りは大家の責任か?

アメリカの家といえばとても広い芝生を思い出しませんか?

私の子供のころからの印象って広い芝生付の大きな家というのがアメリカの住宅でした。
きっと映画などの影響は大きいと思いますが実際にその通りですね。

カリフォルニアでは通常ガーデナーさんという人がいてホームオーナーはガーデナーさんを雇って芝刈りをしてもらいます。
1週間に一度来て芝刈り、伸びた植物の剪定、刈った芝や落ち葉の処理などをしてくれます。追加料金を払えば写真のようなお花も定期的に取り換えてくれるので庭はいつでもきれいな状態を保てるのです。

わが家を例にすると、うちはフロントとバックヤードにかなりの広さの芝生があります。
だいたい庭だけで10,000sqft(約930平米)くらい。
毎週金曜日の朝9時にはいつものメンバー3人くらいで全てを終えてくれます。
だいたい20分もいるかな?というぐらいで芝刈り、落ち葉処理、植物の剪定、肥料などを終えてくれます。週に一度で月4回。毎月$150です。(広さにより変わる)

これは自邸の場合はもちろんオーナーの役目ですが賃貸物件の場合はどちらが払わなければならないというきまりはありませんが私達はテナントが支払うように賃貸契約書に記載し、私達のテナントはガーデナーを雇うか自分たちで芝刈りするかのチョイスがあります。

テナントがいる間はテナント持ちで芝刈りされますがでは空室になった場合、芝刈り自体必要でしょうか?

意外にもこういった質問が皆様からたくさん寄せられているので今回の記事となりましたが。。。

空室でも芝刈りは必要でそれは大家さんであるあなたの経費となるのです。

なぜ?

アメリカに来たことのある人は疑問に思ったこともあるにではないかと思うのですが
どうしてアメリカの街並みってこんなにきれいなんだろうと思ったことないですか?

空室なのに芝刈りをする理由としては、、、

次のテナント候補者が見に来た時に”きれいな物件”という印象を与えること以外に街並みをきれいにしてなくて例えば雑草ぼうぼうだったりすると市より手紙が届きます。

内容は、庭の写真付きで”街並みを乱しているのでクリーンアップするように”と警告が届きます。又その手紙には期日がありその期日を過ぎてもまだ何もしないと罰金がかされるのです。

罰金も放っておくと今度は市から郡へ回され、固定資産税にペナルティーとともに上乗せされます。

ということで空室時でも芝刈りはマストでその場合はその物件の所有者である大家さん持ちの経費となるのです。

市から連絡がくる背景にはだいたい近所の通報というのが一番高い確率です。
やっぱり自分が庭をきれいにしているのに隣の家が乱れていたら嫌ですよね?

又はたまたま通りかかった市のインスペクターの目にとまった、ということもあります。

こういう厳しいルールがあるのでアメリカの住宅街はきれに保たれているのです。
私はこれはいいことだと思っています。

私も実際に市から手紙をもらったことがありました。
フロントの庭が乱れていることが原因ではなく、その時家のリモデルをしていてサイドヤード(家の側面にある庭)に資材や撤去した破棄するものを置いておいたのですがアクセスを考えてサイドの門を取り外していたんです。

ストリートから側面が丸見えで美しくなかったんですね、、、苦笑

14日以内に門(ストリートから向う側が見えないように)を取り付けるようにとの通達でした。

翌日には付けましたがしっかりと写真付きで手紙、きましたよ。
門を付けた後は写真付きで市へ手紙を送り返します。

エリアにより多少違いはありますがしっかり見られているのです。。。