てっきり日本の格言だと思っていた。

時は金なり(Time is money)

アメリカの政治家が発した言葉を日本語に訳されたものであったニヤリへぇ

 

「時間はお金では買えないから、無駄にしてはいけない」ということを表す言葉。とくに旅行中などは、お金よりも時間を優先したりする。普段使わないタクシーを使ったり、朝便の割高航空チケットを買ったり。


「Time is money」とは少し角度はちがうけど、アメリカで生活する中で、アメリカの時間という価値観は、日本とはちょっと違うなと感じた

 

日本の時間に対する価値観は、主に第三者に対するもの。何事も早め早めに、約束や予約時間には絶対遅れないように、相手を待たせることのないように。5分前集合とか、期限遵守とか、誰かに迷惑をかけることこのないように。特に仕事が絡んだり、人数が多くなると、重要度も増してくる。

 

アメリカの時間に対する価値観は、家族の時間に対するもの。アメリカの営業時間は全体的に短かかったり、金曜日の仕事はあってないようなものだったり。また、家族の都合で、仕事を早退したり休んだりする人が割と目立つ。だれも非難しないのは、それが当たり前の文化だから。



去年の初夏。この地域で小さなマラソン大会があった。そのマラソンに参加する夫の付き添いで、1時間前会場に向かった。ところが、ランナーは数名、運営側のスタッフはまだ誰も来てもいない状態であった。日本では絶対にあり得ない光景


「Time is money」の国なのに、おかしいななんてその時は思っていたけど。スタートには間に合うように会場は準備され、ランナーも開始15分前には一気に来場。レースは予定通りスタートし、イベントもそれなりに盛り上がっていたニヤリおかしかったのは、自分だったみたいです


大切な家族との時間を優先するという考え方、自分の大切な時間を無駄にしないという考え方。「ありだよなぁ」と、妙に納得させられた。


↓その大会のスタート直後。アットホームな大会でした。